科学技術振興機構(JST)は2021年4月30日、「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」の2021年度(令和3年度)採択機関を発表した。3件の応募機関から、名古屋大学と神戸大学の企画を採択した。支援期間は最大4年間。2021年度の実施機関は、14機関になる。 「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」は、将来グローバルに活躍し得る傑出した科学技術人材を育成することを目的とした事業。地域で卓越した意欲・能力をもつ高校生等を募集・選抜し、国際的な活動を含む高度で体系的な理数教育プログラムを開発・実施する機関の企画を支援する。実施にあたっては、都道府県や政令指定都市の教育委員会等と連携し、地域の才能育成拠点としてコンソーシアム(推進協議会)を組織して地域ぐるみで生徒の才能育成に取り組む。支援期間は最大4年間。支援金額(上限)は1年あたり3,000万円。 2021年度の公募は、2021年1月19日から3月2日に実施。3件の応募があり、外部有識者で構成する委員会による審査の結果、名古屋大学と神戸大学の2機関を採択した。これにより、2021年度の実施機関は、14機関(GSC「情報科学の達人」育成官民協働プログラムを含む)となる。 2021年度採択機関に決定した名古屋大学の企画名は「名大 MIRAI GSC:未来の博士人材育成プログラム」。第1期で確立した「講義」「先端研究」「英語での研究発表」からなる3ステージで段階的に選抜・評価を行うシステムを基盤としながら、未来の日本を背負う博士人材育成につながる内容へと充実させる。 神戸大学の企画名は「“越える”力を育む国際的科学技術人材育成プログラム」。理工系部門を擁する地域の中核大学と国際的研究機関等が連携し、探求的活動への強い意欲と高い資質を備えた高校生等を発掘し、将来国際的に活躍する科学者・技術者を目指してその能力を飛躍的に高める。 JSTのWebサイトでは、「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」について、各採択機関の企画概要等を掲載している。
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