GIGAスクール構想による1人1台端末を活用した教育が進められている。文部科学省は2021年4月9日、端末利用にあたっての児童生徒の健康への配慮等に関する啓発リーフレットをWebサイトに掲載した。各学校で活用してほしいという。 リーフレットは、「タブレットを使うときの5つのやくそく(児童用)」「タブレットを使うときの5つの約束(生徒用)」「―1人1台端末の時代となりました― ご家庭で気をつけていただきたいこと(保護者用)」の3種類。 児童・生徒用のリーフレットでは、タブレットを見るときは目から30cm以上離して見ること、30分に1回はタブレットの画面から目を離して20秒以上遠くを見ること、寝る1時間前からはデジタル機器を使わないようにすること等を呼びかけている。 保護者向けリーフレットでは、端末を使う際に家庭で気を付けてほしいことを紹介。健康面では、目を画面から30cm以上離すこと、30分に1回は画面から目を離して遠くを見ることのほか、部屋の明るさにあわせて画面の明るさを調整することに注意してほしいという。端末を使うときの健康面でのポイントは、本人の習慣として身に付けられるよう学校でも指導するが、特に低年齢の子供については保護者も気にかけると効果的だとしている。 端末の利用時間等のルールや、安全な利用についても注意を呼びかけている。最低限守ってほしいこととして、「少なくとも、寝る1時間前からはデジタル機器の利用を控えるようにする」「学校で配られた端末は、学習に関係ない目的では使わない」の2点をあげている。 啓発リーフレットは、文部科学省のWebサイトに掲載されている。