公立小学校の学級編成を35人に引き下げる「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案」が2021年3月31日に成立した。2021年度から5年かけて1クラスあたり35人に引き下げる。 少人数によるきめ細かな指導体制を計画的に整備し、安全安心な教育環境とICT等の活用による新たな学びを実現するため、義務標準法を改正。公立小学校の学級編成の標準を5年かけて35人に引き下げる。 法律案は、2021年2月2日に閣議決定され、3月18日に衆議院で可決、3月31日に参議院で可決され、成立した。4月1日に施行される。 なお、現在の義務標準法(公立義務教育諸学校の学級編制および教職員定数の標準に関する法律)では、1クラスの上限は小学1年生のみ35人、小学2年生~中学3年生は40人とされている。 学級編成の標準の計画的な引き下げは約40年ぶりとなる。2021年度から5年間かけて約1万4,000人の教職員定数の改善を図っていく予定。