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非認知能力を数値化「エデュパス」中高に無料提供

 Edv Futureは2021年1月27日、高校向け非認知能力育成支援サービス「Edv Path(エデュパス)」の無料提供を行うと発表した。通常、生徒1人当たり月額300円(税別)かかる費用を4月から9月末までの半年間、全国の中学校と高校を対象に無料で提供する。

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「Edv Path(エデュパス)」の使用イメージ
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  • 「Edv Path(エデュパス)」(イメージ)
 Edv Futureは2021年1月27日、高校向け非認知能力育成支援サービス「Edv Path(エデュパス)」の無料提供を行うと発表した。通常、生徒1人当たり月額300円(税別)かかる費用を4月から9月末までの半年間、全国の中学校と高校を対象に無料で提供する。

 Edv Pathは、「未来ある子どもたちの情報格差をなくして、自ら意思決定できる人を増やす」をミッションに掲げるEdv Futureが2020年9月1日にリリースした高校向け非認知能力育成支援サービス。「非認知能力(ポテンシャリティー)」に着目し、生徒ひとりひとりの非認知能力を数値化。データとして蓄積するとともに、数値化した非認知能力をもとに生徒の成長を支援するための環境づくりやカリキュラムを提案する。

 2020年に行われた学習指導要領の改訂により、高校では2022年に「総合的な探究の時間」が新たに導入。従来の「総合的な学習の時間」で行われていた内容と比較し、生徒自身の在り方・生き方を考えながら、課題を見つけ解決していくことが求められるようになる。

 Edv Futureによると、課題を自ら見つけ、解決する新科目の導入に際し、多くの高校では年間のシラバス作成と細かいカリキュラムの作成、教材の検討に追われているのが現状。多くの高校から、「カリキュラム制定のノウハウがない」「探究の授業づくりをどうしようか考えている」などの声があがっているという。

 そのため、Edv Futureでは2021年4月から9月末までの半年間、中学校と高校を対象に「Edv Path」で提供する非認知能力の数値化とデータ化、それらをもとにした総合的な探究の時間の年間カリキュラムについて、初期導入費・システム利用費を完全無料で提供することを決めた。通常かかる費用は、生徒1人あたり月額300円(税別)。無料期間での利用により、新しく2022年度より導入される「総合的な探究の時間」のカリキュラム準備を行うことができるだけではなく、生徒ひとりひとりの非認知能力の現状把握や伸ばすためのアプローチができるとしている。

 申込みは9月30日まで。Edv PathのWebサイトより受け付けている。

◆「Edv Path」期間限定無料提供
実施期間:2021年4月1日(木)~9月30日(木)
申込締切:2021年9月30日(木)
対象:全国の中学校および高等学校
料金:無料
※通常は生徒1人あたり月額300円(税別)
提供内容:非認知能力の数値化・データ化、総合的な探究の時間の年間カリキュラム提供
申込方法:Webサイトより
《奥山直美》

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