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TOEIC L&R IPテスト、AIを活用した試験監視サービス3月開始予定

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)およびTOEIC Bridge Listening & Reading IPテスト(オンライン)について、AIを活用した試験監視サービスを2021年3月に開始する予定。

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「AI監視サービス(仮称)」概要
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)およびTOEIC Bridge Listening & Reading IPテスト(オンライン)について、AIを活用した試験監視サービスを2021年3月に開始する予定。

 IIBCは2020年4月より、場所や時間を選ばずに実施できるオンライン方式のIPテストの提供を開始し、約1,100の企業・学校で活用されている。オンラインでの試験実施は、「本人確認」「不正行為の防止」が課題となっており、これに対してIIBCは7月27日よりリモート試験官サービスを導入した。

 遠隔で人による試験監督を行う場合、受験者は所属する団体が定めた試験の開始時間にあわせて一斉受験する必要がある。そこで、資格・検定試験各種ソリューションの提供を行うイー・コミュニケーションズが開発した、AI解析エンジンを使ったオンライン試験不正監視サービス「Remote Testing AIアナリスト」を利用した「AI監視サービス(仮称)」を2021年3月より開始する。

 AI監視サービス(仮称)では、受験前に本人の顔と本人確認書類を撮影した後、試験中の受験者のようすを動画で記録し、動画から「受験者の入れ替わり」「複数人の映り込み」「不正の可能性が高い目線の動き」など、不正の可能性が高い行動を検知。検知結果は団体の担当者にフィードバックされる。AIによる試験監視サービスの導入により、テストセキュリティを向上させながらも、ひとりひとりの最適な時間にあわせたテスト実施が可能になる。

 2021年3月より、TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)およびTOEIC Bridge Listening & Reading IPテスト(オンライン)からサービス開始を予定している。リアルタイムで人がモニタリングを行う「リモート試験官サービス」とあわせて、実施の規模や状況に応じて選択できるようになる。

 価格など詳細は2021年2月に発表される予定。
《外岡紘代》

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