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大学入試会場シェアリング…3密避け、遊休施設を試験会場に

 試験会場の紹介事業を展開するニーヴは、2020年9月24日から受験生に安心・安全な試験会場を提供できるよう「入試会場シェアリング推進プロジェクト」を開始する。コロナ禍における入試会場の「3密」問題に対応する。

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 試験会場の紹介事業を展開するニーヴは、2020年9月24日から受験生に安心・安全な試験会場を提供できるよう「入試会場シェアリング推進プロジェクト」を開始する。コロナ禍における入試会場の「3密」問題に対応する。

 ニーヴは、入試会場のソーシャルディスタンス確保、移動による感染リスク排除を目的とし、日本中の学び舎が協力し合うことで、受験生に安心・安全な試験会場を提供できるよう「入試会場シェアリング推進プロジェクト」を立ち上げた。

 「入試会場シェアリング推進プロジェクト」は、賛同した大学、専門学校、企業の遊休施設を試験会場として貸出提供してもらい、1会場におけるソーシャルディスタンスを確実に確保する。臨時地方会場の設置により、受験生の移動による感染リスク対策を講じるなど、入試会場における受験生の新型コロナウイルス感染不安を可能な限り排除し、思う存分、学びの成果を発揮してもらう。

 大学側も感染症対策に十分考慮した試験環境を受験生に提供するため、通常よりも座席間隔をあけるなど、ソーシャルディスタンスを確保する対策を講じている。しかし、予測される受験生の座席を自校で確保しようとしても、席が足りないという問題が発生し、夏以降、ニーヴに対し「近隣の学校で、試験会場を貸してくれるところはないか」という相談が増えてきた。そのため、これまで培ってきたマッチングノウハウと全国50以上の学校法人とのネットワークを生かし、コロナ禍においても、受験生が安心して受験できる環境を提供していくため、プロジェクトの目的、主旨に賛同する学校や企業に呼びかけている。

 賛同する団体の募集を9月24日~12月18日午後3時までに実施、入試会場を探している団体向けの無料個別オンライン相談会を9月24日から随時実施する。入試会場提供団体と入試会場を探す団体のマッチングは、随時実施する。また、AI体温検知、消毒・抗菌作業デモンストレーションを、10月中旬~11月初旬ころに首都圏の専門学校で行う予定。プロジェクトの詳細はWebサイトで確認できる。
《田中志実》

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