ソニービジネスソリューションは2020年9月16日、IoTブロック「MESH(メッシュ)」がChromebookに対応すると発表した。対応時期は2020年内の予定。小中学校における1人1台PC配備を見据え、対応端末を拡充する。 「MESH」は、人感センサーや温度センサーといった機能ごとのブロックと、身近なものとを組み合わせることで、「部屋に人が入ってきたら写真を撮影する」「気温の変化に応じて植木に水をやる」などの仕組みを手軽に作ることができるプログラミングツール。2020年4月から採択された小学6年生理科の主要教科書にも掲載されており、福岡市ではすべての公立小学校で「MESH」が採用されている。 文部科学省が進めている「GIGAスクール構想」には、小中学校の児童生徒に1人1台のPCを配備することなどが盛り込まれ、国の2020年度補正予算では2,292億円が計上されている。GIGAスクール構想実現に向けてPC配備を進める教育現場から「MESHの対応端末を増やしてほしい」という要望が寄せられたことから、利用可能な端末を拡充することになった。 Chromebookに対応することにより、2020年内に発売予定の周辺機器と組み合わせて利用することで、Chromeブラウザからも「MESH」が利用可能。iOS、Android、Windows搭載端末に加えて、Chromebookでも利用できることから、より多くの学校教育現場で活用できるようになる。 ソニービジネスソリューションでは、小学校理科における「MESH」の活用事例を紹介するガイドブック「MESHではじめるプログラミング教育 実践DVDブック 小学校理科編」や、対応端末を拡充する周辺機器「MESHブリッジ」を提供するなど、学校教育で「MESH」を活用してもらうための取組みを進めている。今後も、教育現場のニーズにこたえる機能強化やサポートを進め、「MESH」の活用を推進していくとしている。
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