ウィライツは2020年9月14日、放課後児童クラブなどの学童保育施設のアナログ業務を省力化し、保育や教育の質を高めることを目的とした連絡帳・入退室管理システム「Smile-3(スマイルスリー)」の提供を開始した。あわせて、9月16日から11月20日まで実証実験モニターを募集する。 Smile-3は、保護者と支援員をつなぐコミュニケーションアプリサービスと、子どもの入退室時刻や保護者へのお知らせを一斉に配信できるクラウドサービスを1つにしたシステム。学童保育の需要が高まり、利用者が増える中、保護者からのアナログ連絡では抜け漏れが生じやすく、支援員の業務負担が増え「ひとりひとりの子どもに目が行き届かない」という状況を改善するべく、現場の業務効率化を目的とした管理システム「Smile-3」を開発。保護者と支援員とのコミュニケーションが滞りなく円滑になることで、子どもの安全が守られ、子ども・保護者・支援員の3者の笑顔をつくりたいとの思いから「Smile-3」と名付けた。 支援員は専用アプリを通じて保護者からの欠席・遅刻の連絡や児童の健康状態などを個別に受信でき、利用者数が自動集計されるため日々の管理業務の効率化を図ることができる。また、保護者会やイベント告知といったお知らせやアンケートを、アプリを通じて一斉送信可能。子ども経由で渡していたプリントのペーパーレス化に対応し、保護者がアプリ上で回答したアンケート結果は自動集計する。 入退室管理に関しては、従来のICカードを用いた読み取りのほか、2次元バーコードを用いた読み取りにも対応。施設に設置するスマートフォンやタブレットに無料の2次元バーコード読取専用アプリをダウンロードすることで、読み取り端末として利用することができる。ICカードと異なり破損や紛失の心配もなくなるというメリットがある。 利用料金は、初期費用3万円のほか、サーバー使用料が1法人・10施設想定で月額3,000円。システム使用料が1施設100名までの利用想定で月額3,000円。たとえば、1法人で3施設を運営する場合、サーバー使用料3,000円とシステム使用料3施設分9,000円、計月額1万2,000円で利用可能となる。 ウィライツでは、サービス提供開始にあたり、実証実験モニターを募集。モニター利用期間は12月31日まで。無料で利用できる。申込みは9月16日から11月20日まで、ウィライツのWebサイト内「問い合わせページ」にて受け付けている。ウィライツは、アナログな業務の一部をシステムで代行することで、支援員たちの負担を軽減し、子どもひとりひとりと向き合う時間を生み出す一助になることを目指すとしている。◆Smile-3利用料金:・サーバー使用料:3,000円/月(※1法人、10施設を想定)・システム使用料:3,000円/月(※1施設100名までの利用を想定)・初期費用:30,000円◆Smile-3 実証実験モニター募集対象:放課後児童クラブ、放課後子ども教室、また類する施設を運営する自治体・法人利用期間:2020年12月31日(木)まで利用料:無料申込方法:ウィライツのWebサイト内「問い合わせページ」から申し込む申込期間:2020年9月16日(水)~11月20日(金)