文部科学省は2020年8月31日、2021年度(令和3年度)開設予定の大学の学部等の設置届出(6月分)を公表した。東京理科大学、兵庫県立大学大学院、武蔵野大学大学院の3校の届出を受理している。 公私立の大学の学部・学科の設置、大学院の研究科・専攻の設置および課程の変更にあたっては、学位の種類や分野を変更しない要件に該当すれば、あらかじめ文部科学大臣に届け出ることで、認可を要せずに設置することができる。 6月に届出があったのは、「私立大学の学部の学科の設置」1校、「公立大学大学院の研究科の設置」1校、「私立大学大学院の研究科の設置」1校の計3校。 東京理科大学は、経営学部国際デザイン経営学科を2021年4月に新設する。入学定員は120人。これに伴い、経営学部経営学科は140人の定員減とする。このほか、2021年4月には学部・学科の名称変更も計画しており、基礎工学部は先進工学部、電子応用工学科は電子システム工学科、材料工学科はマテリアル創成工学科、生物工学科は生命システム工学科となる予定。 兵庫県立大学大学院は、情報科学研究科を設置。入学定員は、データ計算科学専攻(M)60人、データ計算科学専攻(D)14人。武蔵野大学大学院は、データサイエンス研究科を設置し、入学定員はデータサイエンス専攻(M)10人となる。 6月に届出があった2021年度開設予定の大学の学科、大学院の研究科については、文部科学省のWebサイトで一覧を公開している。