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課題の多さ・端末の長時間利用・友人がいなく不安の声…専修大学アンケート調査

 専修大学では、コロナウイルス感染症拡大に伴うオンライン授業の品質向上に資するため、学生を対象とした7,000人規模の大規模アンケート調査を実施し、その結果を2020年8月7日に発表した。

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 専修大学では、コロナウイルス感染症拡大に伴うオンライン授業の品質向上に資するため、学生を対象とした7,000人規模の大規模アンケート調査を実施し、その結果を2020年8月7日に発表した。

 調査対象は専修大学の1部・2部に在籍するすべての学生で、調査は2020年6月29日正午から7月8日の午前6時まで実施。有効回収数は7,307人だった。

 調査結果によるとオンライン授業に対応できる環境を有している学生が多いことがわかった。オンライン授業を受講する際に使用している機器についての設問では、7,309件の回答のうち5,838人が「自分が自由に使用できるパソコン」と回答。これは全回答者の79.9%にあたる。次いで多かったのは「スマートフォン」で4,612人(63.1%)。

 また、オンライン授業を受講しているおもなインターネット環境については、7,314件の回答のうち62.5%が「データ通信量無制限の固定回線(ドコモ光、auひかりなど)」と回答。次いで「データ通信量無制限の4G回線(スマートフォン、ポケットWiFiなど)」13.1%、「通信量に制限のある4G回線(スマートフォン、ポケットWiFiなど)」10.6%。

 こうした中、メリットを感じている学生も多く、オンライン授業を受講してみてメリットと思うこととして、全回答数7,224件のうち86.9%にあたる6,279人が「通学や校舎内の移動の時間をはぶくことができる」と回答。このほか「音声を聞き返したり、資料を見直したりでき、予習・復習がしやすい」64.5%、「自分のペースで勉強ができる」62.6%が続いた。

 その一方で厳しいコロナ感染状況において学生が抱えるさまざまな困難も、この調査結果から浮かび上がっている。オンライン授業におけるデメリットについて聞いたところ、全回答数6,944件のうち67.8%の4,705名が「課題が多すぎる」と回答。また、「友人がいなくて不安」も56.5%にあたる3,925人が回答している。

 調査では設けられた自由回答によると、施設費や学費に関する不満も多く寄せられており、特に施設を使えていないのに施設費を支払うことへの率直な不満が多く表明されているという。専修大学ではこれを受けて、「施設費は長期的な計画のもとに設定されており、単年度での支出として単純に計算されるものではないが、学生諸君には丁寧に事情を説明し、理解を求めていく必要がある」としている。
《鶴田雅美》

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