iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。
今回のゲストは、千葉県立市川工業高等学校の片岡伸一先生。「市川工業高校における休校時のクラウド活用について」と題して、7月1日に前編(Vol.235)、7月8日に後編(Vol.236)を公開した。片岡先生は少年時代からPC6001やX1に触れ、PC98、DOS/Vを経て、大学の技術支援担当時よりHP200LX、Palm、Windows CEなどの携帯端末の教育環境への導入を模索。iPadを発売日の翌週より授業に導入し、現在では、iPadとCloud環境を効果的に活用する校内システムを研究している。
前編では、市川工業高校の電気科での、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う一斉休校措置において遠隔授業をすぐに実施できる下地となった「G Suite for Education」や生徒が自由に使える高速Wi-Fi導入までの経緯について紹介する。
後編では、学校全体を巻き込んで行った「Google Meet」を活用したライブストリーミング授業やYouTubeを使った授業動画配信などの取組み、JICAザンビア事務所と生徒約80名が交流したオンライン授業、分散登校時の課題研究の実践など、公立学校でも実施できた休校時のクラウド活用について紹介する。
番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では玉川大学の小酒井正和先生による「授業で使える!ツール活用講座」、後編では情報通信総合研究所の平井聡一郎先生による「Googleマイマップの世界」を紹介する。
番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに236回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。
◆iTeachers TV【Vol.235】千葉県立市川工業高等学校 片岡伸一先生
「市川工業高校における休校時のクラウド活用について」前編
◆iTeachers TV【Vol.236】千葉県立市川工業高等学校 片岡伸一先生
「市川工業高校における休校時のクラウド活用について」後編