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文科省、北大の総長を解任…28件の不適切行為

 北海道大学は2020年7月1日、名和豊春総長を解任したと発表した。名和前総長の教職員などに対する不適切な言動があり、総長選考会議が認定した30件の不適切行為のうち、文部科学省は28件が不適切な行為として認定し、総長を解任した。

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名和豊春総長の解任について
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 北海道大学は2020年7月1日、名和豊春総長を解任したと発表した。名和前総長の教職員などに対する不適切な言動があり、総長選考会議が認定した30件の不適切行為のうち、文部科学省は28件が不適切な行為として認定し、総長を解任した。

 名和前総長の教職員などに対する不適切な言動については、2018年3月に理事・副学長から前総長に対して口頭で注意喚起を行い、是正を求めたが、不適切な言動はその後も続いた。2018年11月6日に第1回総長選考会議が開催され、調査委員会が設置された。総長選考会議は、最終的に30件の事案を不適切な行為として認定。前総長は総長としての適格性に欠けているとの結論に達し、選考会議規程にある「その他総長たるに適しないと認められるとき」に該当するとして、2019年7月10日に文部科学大臣に対して解任の申出を行った。

 文部科学省は、総長選考会議の手続きは適切に行われていることを確認し、総長選考会議が認定した30件の不適切行為のうち、28件が不適切な行為として認定した。これを踏まえて、文部科学大臣が国立大学法人法に規定する「その他役員たるに適しないと認めるとき」に該当するとして、2020年6月30日付で解任した。

 総長不在の状況は、ほぼ1年半にわたって続いた。前総長不在の間は、執行部が一丸となって運営に努め、同大学の活動を堅持してきたという。今後は、このような事態の再発防止に向け、実効性のある対策を講じるとともに信頼回復に努めていくとしている。
《工藤めぐみ》

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