iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。
今回のゲストは、近畿大学附属小学校の外山宏行先生。「ICT導入にオリジナルのアイデアを」と題して、4月22日に前編(Vol.225)、4月29日に後編(Vol.226)を公開した。外山先生は2006年から近畿大学附属小学校に勤務し、ICT教育推進委員として、高学年の1人1台個人持ちiPad導入に取り組む。2019年にApple Distinguished Educatorに認定。校内外の教員向けにiPadの活用方法やアイデアを提案している。
前編では、1人1台の個人持ちiPadを導入するために考案したICT活用コンセプト「E-stage」と、コンセプトを作るまでのストーリーを紹介する。また、ICT教育推進委員を中心に、専門分野や役割を分担して進めるICT活用体制も説明。最後には授業の実践事例として、学校の伝統をiPadでアップデートすることにつながった、手書きノートとiPadの組合せ「”Hi”brid Note(ハイブリッド・ノート)」について伝える。
後編では、教員が自分のペースでiPadのスキルを身に付けることができる校内研修の体制について話す。教員向けに配信している研修動画の「E-tube」、教員が自由参加で集まるカジュアルなワークショップ形式の研修「E-stage BACKGROUND」、研修内容やワークショップで教員が作成した作品や動画を共有して、いつでもどこでも自分のペースで学べる「iTunesU」の講座など、具体的な取組みを紹介していく。
番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では聖徳学園中学・高等学校の品田健先生による「Pagesでテキスト作成」、後編では情報通信総合研究所の平井聡一郎先生による「Zoomが学校を救う!」を紹介する。
番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV ~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに226回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。
◆iTeachers TV【Vol.225】近畿大学附属小学校 外山宏行先生
「ICT導入にオリジナルのアイデアを」前編
◆iTeachers TV【Vol.226】近畿大学附属小学校 外山宏行先生
「ICT導入にオリジナルのアイデアを」後編