神奈川県教育委員会は2026年9月29日、「神奈川県高等学校教育改革実行計画(仮称)」骨子案に関する意見募集を開始した。計画期間は2027年度から2031年度までの5年間とし、専門高校の機能強化や普通科改革、多様な学びの確保を進める方針。意見は10月28日まで、フォームメールや郵送などで受け付ける。
同計画は、国が2026年2月に公表した「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」を踏まえて策定するもの。改革先導拠点となる高校の取組みも含め、県内に高校教育改革を広く推進するねらい。現在進めている県立高校改革実施計画とは別の計画として位置付け、期間が重なる2027年度は整合性を図りながら進める。
骨子案では、改革の中核となる施策に「専門高校の機能強化・高度化」「普通科改革を通じた高校の特色化・魅力化」「地理的アクセス・多様な学びの確保」の3つを掲げた。AIに代替されない能力や個性の伸長、地域の経済・社会を支える人材の育成、ひとりひとりの多様な学習ニーズに対応した教育機会の確保を重視している。
専門高校では、AI・データサイエンスなどを活用した学びや、産業界・大学と連携した探究活動を充実させる。普通科では、理数探究を中核とした文理横断・探究的な学びができる教育課程への改革を盛り込んだ。また、地理的アクセス・多様な学びの確保として、双方向配信システムによる不登校生徒や外国につながりのある生徒への学習支援、小規模校同士の遠隔教育を通じた協働的な学びも示している。
骨子案は県Webサイトのほか、県政情報センター、各地域県政情報コーナー、教育局総務室の窓口で閲覧できる。意見を提出する際は、同骨子案に対する意見である旨を記載し、フォームメール、郵送、ファクシミリのいずれかで送付する。郵送は10月28日必着。手話を撮影・録画したDVDの郵送による提出も受け付ける。
意見募集結果は12月ごろ、計画は2027年3月ごろに公表する予定。問い合わせは、神奈川県教育委員会教育局総務室県立高校改革グループまで。
◆神奈川県高等学校教育改革実行計画(仮称)骨子案 意見募集
募集期間:2026年9月29日(火)~10月28日(水)
提出方法:フォームメール、郵送(必着)、ファクシミリ
意見募集結果の公表:2026年12月ごろ(予定)
計画の公表:2027年3月ごろ(予定)








