AGILE STUDYは、ロッテベンチャーズ・ジャパンをリード投資家とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドで5億円の資金調達を完了したと発表した。調達した資金はM&Aの推進や店舗出店などに活用し、事業拡大を図る。2025年7月の資金調達と合わせ、累計調達額は14億円となる。
AGILE STUDYは、「コーチング×テクノロジー」をコンセプトとした学習塾・学習サービスを展開している。対象とする市場は、矢野経済研究所「教育産業白書」によると、日本全国に約5万教室が存在する1兆円規模の学習塾市場および5,000億円規模の家庭学習市場だという。
一般的な学習塾・学習サービスでは、成績が向上する生徒の割合はおよそ20%といわれる中、同社では最新の学習理論に基づいたコーチングを導入。EdTechをはじめとするIT・AIテクノロジーを積極的に活用することで、成績向上率90%を実現している。他塾で成果が出ずに転塾してきた生徒においても、短期間での成績向上を実現しているという。これらの実績が評価され、生徒数は順調に増加し、売上高は前期比277%の成長を遂げた。
同社は、直営による教室展開と、バリューアップが可能な事業体のM&Aという両輪で事業拡大を推進している。今回の資金調達は、こうした成長戦略の実現を加速させるためのもの。資金調達を通じて経営基盤を一層強化し、積極的な事業投資を行うことで、学習塾のアップデートを通じた教育業界の変革をリードしていくとしている。
今回の第三者割当増資は、ロッテベンチャーズ・ジャパンをリード投資家とし、mint、グローブアドバイザーズベンチャーズLLP、静岡キャピタル、ほか複数の投資家が引受先となった。







