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武蔵大学×茗溪学園、高大連携協定を締結

 武蔵大学と茗溪学園中学校高等学校は、高大接続・高大連携に関する協定を締結した。協定は、相互の連携により学校教育の充実および発展、人材育成に寄与することを目的としている。2025年9月3日に武蔵大学で行われた締結式では、茗溪学園中学校高等学校の宮﨑淳校長と武蔵大学の髙橋徳行学長らが出席した。

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締結式のようす
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 武蔵大学と茗溪学園中学校高等学校は、高大接続・高大連携に関する協定を締結した。協定は、相互の連携により学校教育の充実および発展、人材育成に寄与することを目的としている。2025年9月3日に武蔵大学で行われた締結式では、茗溪学園中学校高等学校の宮﨑淳校長と武蔵大学の髙橋徳行学長、東郷賢国際教養学部長が協定書および覚書に署名し、今後の高大接続・連携に向けて意見交換が行われた。

 協定に基づく連携事項として、教育・研究関連、「総合的な探究の時間」や「ゼミナール」などにおける学習支援、授業、実習および入学者選抜などの高大接続・高大連携の円滑な推進、教育・研究、進路についての情報交換、交流などがあげられる。また、国際教養学部との進路説明会および類似する各教育活動、キャリア選択に関わる教育機会に関する連携事業も含まれている。

 武蔵大学国際教養学部が提供する「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(通称PDP)」と茗溪学園中学校高等学校の先進的な国際教育や国際バカロレアカリキュラムとの親和性は高いとされている。この連携事業を通じて、相互における国際教育の発展とともに中学生・高校生の成長に寄与し、将来のキャリア形成における選択の一助として貢献できるよう連携を強化していく。

 茗溪学園中学校高等学校は、筑波研究学園都市の研究者の子供たちの教育を目的に、東京教育大学同窓会「茗渓会」により1979年に設立された。国際理解教育を重視し、2017年にはIB認定校となり、帰国生や留学生とともに学ぶ国際的な環境が整っている。卒業生は海外の有名大学に多数進学し、奨学金を得る生徒も多い。今後はSSHや探究活動のさらなる充実、国内外の教育機関との連携強化、留学交流の拡大を通じて、世界に開かれた学校としての発展を目指す。

《風巻塔子》

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