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女性リーダー育成「ダイバーシティ研究環境実現」長崎大・琉球大を選定

 文部科学省は2025年9月3日、2025年度(令和7年度)科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の選定機関を公表した。2025年度の新規取組機関として選定されたのは、長崎大学と琉球大学の2大学。

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令和7年度 ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブの選定結果
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 文部科学省は2025年9月3日、2025年度(令和7年度)科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の選定機関を公表した。2025年度の新規取組機関として選定されたのは、長崎大学と琉球大学の2大学。

 諸外国に比べ低い水準にある、日本の女性研究者の割合や上位職登用を促進するべく、文部科学省は研究と出産・育児などのライフイベントとの両立や、女性研究者の研究力向上を通じたリーダーの育成を一体的に推進する大学等の取組みを支援している。「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」では、女性研究者のワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境の整備や女性研究者の研究力向上のための取組み、女性研究者の積極採用や研究中断・離職した女性研究者の復帰・復職支援、および女性研究者の上位職への積極登用に向けた大学等の取組みを重点的に支援している。

 2025年度は、教授・准教授等の上位職への女性研究者の登用を推進するため、挑戦的・野心的な数値目標を掲げ、独自のアイデアで総力をあげる取組み「女性リーダー育成型」について新たに補助金による支援を実施。3月12日から5月16日まで公募を行い、23件の申請を受け付けた。

 選定は、科学技術振興機構において、有識者等で構成される「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ委員会」を設置し、審査を実施。委員会の審査結果を踏まえ、文部科学省が選定機関を決定し、公表した。

 2025年度の「女性リーダー育成型」に選定されたのは、長崎大学と琉球大学の2大学。今後、事業期間6年間(うち補助期間5年間)にわたり、1大学あたり年間上限7,000万円程度の支援を受けることとなる。なお、先端型、牽引型、特性対応型も含め2020年度以降に採択した30件も継続支援を実施する。

《畑山望》

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