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大学スポーツの教育的価値考える…セミナー全3回

 デュアルキャリア研究会などは2025年7月13日、芝浦工業大学豊洲キャンパスとオンラインで「学びとスポーツの接点を探る」をテーマにしたセミナーシリーズの第1回を開催する。全3回シリーズで第2回は9月1日、第3回は10月21日。事前申込制。

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セミナーシリーズ「学びとスポーツの接点を探る」
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 デュアルキャリア研究会などは2025年7月13日、芝浦工業大学豊洲キャンパスとオンラインで「学びとスポーツの接点を探る」をテーマにしたセミナーシリーズの第1回を開催する。全3回シリーズで第2回は9月1日、第3回は10月21日。事前申込制。

 大学スポーツは、競技力のみならず「学びの場」としても大きな教育的価値をもっている。今回のセミナーシリーズは、大学スポーツが大学経営において重要性を増している現状を背景に、大学スポーツと教育の接続を検討することが目的。分断されがちな「非スポーツ学部における大学の正課教育」と「大学スポーツ」との接続を検討し、大学経営、教育活動、競技活動に関してバランスがとれた三位一体の取組みについて議論を深める。また、高校・大学におけるスポーツの教育的価値を明らかにし、大学・高校・地域それぞれの視点から運動部学生の学習支援体制について考える。

 第1回のセミナーは「教学マネジメントの視点から大学スポーツを考える」と題し、デュアルキャリア研究会が主催し、KEIアドバンス、芝浦工業大学教育イノベーション推進センター、日本文理大学が共催する。基調講演では、共愛学園前橋国際大学の大森昭生氏が「知の総和答申を踏まえた大学教育の質向上に向けて(仮)」と題して講演を行う。また、東京大学の栗田佳代子氏が「学生アスリート指導者の役割に対する再認識の意義」について講演する。

 話題提供では、追手門学院大学の上田滋夢氏が「大学スポーツにおける大学側のガバナンスに関する現状と課題(仮)」、立命館大学大学院の山下憂氏が「大学スポーツの教育的価値について~自らの部活動での実践から~(仮)」、芝浦工業大学の澤田英行氏が「芝浦工業大学システム理工学部における生命科学課程設置認可構想」、北陸大学の山本啓一氏が「スポーツ学生による競技経験・部活経験の言語化とデュアルキャリア(仮)」、KEIアドバンスの酒井智行氏が「入学前教育教材『スポーツ探究ことば入門』受講者の傾向分析」についてそれぞれ発表する。

 パネルディスカッションでは、「アスリート学生のデュアルキャリアを支える教育体制とは?」をテーマに、大森氏、栗田氏、上田氏、澤田氏、山本氏がパネリストとして参加し、吉村充功氏がコーディネーターを務める。終了後には情報交換会も予定されている。

 第2回のセミナーは「高大接続・大社接続におけるスポーツの教育的価値について」と題し、9月1日にZoomウェビナー形式で開催される。慶應義塾高等学校野球部監督の森林貴彦氏、桐蔭横浜大学の森朋子氏、河合塾の山口大輔氏が登壇し、スポーツの教育的価値と自律学習の重要性について鼎談を行う。

 第3回のセミナーは「地域に根ざした大学スポーツブランディング」と題し、10月21日にZoomウェビナー形式で開催される。阿久津聡氏(一橋ビジネススクール教授)、卓間萌水氏(Criacao)、添田隆司氏(スポーツX取締役、おこしやす京都AC代表取締役)が登壇し、地域とともに大学スポーツのブランディングをどのように実現すべきか議論を行う。

 参加無料。申込みは、Peatixより受け付けている。

◆セミナーシリーズ「学びとスポーツの接点を探る」
対象:大学関係者、教育関係者、スポーツ関係者など
参加費:無料
申込方法:Peatixより申し込む
【第1回】教学マネジメントの視点から大学スポーツを考える
日時:2025年7月13日(日)13:00~16:00
会場:芝浦工業大学豊洲キャンパス、オンライン
【第2回】高大接続・大社接続におけるスポーツの教育的価値について
日時:2025年9月1日(月)19:00~20:30
会場:Zoomウェビナー
【第3回】地域に根ざした大学スポーツブランディング
日時:2025年10月21日(火)19:00~20:30(予定)
会場:Zoomウェビナー

《吹野准》

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