関西福祉大学は、佛教大学と特別支援学校教諭免許状課程履修に関する協定を締結した。この協定により、関西福祉大学教育学部児童教育学科の学生は、佛教大学通信教育課程の教育学部教育学科を特別科目等履修生として受講し、特別支援学校教諭1種免許状の取得が可能となる。
2025年4月から、関西福祉大学では社会のニーズに応えるための教育福祉専攻が開設される。社会の変化に伴い、教育へのニーズは多様化しており、従来的な「指導」だけでなく、ひとりひとりの成長や発達を支える「支援」の重要性が高まっている。この役割を教育現場で果たす人材の育成を目指すのが、教育福祉専攻であるという。
教育福祉専攻では、学校心理学を基盤に、福祉や関係諸機関と連携した実践的な学びを通じて、「ひとりひとりの教育ニーズに応じた指導」「いじめ・不登校」「人間関係づくり」に精通した指導および支援ができる小学校教員の育成を目指す。
特別支援学校教諭免許状の取得にあたっては、在籍大学のカリキュラムのみでは取得できない単位を佛教大学通信教育課程で取得することで、在籍大学卒業時に特別支援学校教諭免許状を取得できる。これは2025年度入学生より取得可能となる。
協定締結にあたり、3月14日に佛教大学紫野キャンパス1号館中会議室で調印式が行われた。調印式には、佛教大学から伊藤真宏学長、貝英幸副学長兼生涯学習機構長、小林隆教育学部長、中西正泰生涯学習部長、関西福祉大学から加藤明学長、新川靖教育学部長が出席した。