JR東日本八王子支社は2024年12月13日、大学コンソーシアム八王子と連携し、地域活性化を目指した取組みを進めていることを発表した。これまでに、スマートフォン相談会や世代間交流サロン、救急救命ワークショップなど、さまざまなイベントを実施してきた。これらの取組みは、八王子駅を拠点に、地域と学生がつながる場を提供することを目的としている。
大学コンソーシアム八王子は、八王子市内にある21の大学・短期大学・高等専門学校が加盟する団体で、約10万人の学生が学ぶ学園都市の特性を生かした活動を展開している。JR東日本八王子支社は、同コンソーシアムと連携し、「Beyond Stations構想」に基づき、駅を「暮らしのプラットフォーム」として機能させることを目指している。
2024年には、八王子駅でスマートフォン相談会が開催され、多摩大学の学生がデジタル庁から任命されたJR社員とともに、デジタル機器やサービスの利用方法をサポートした。また、世代間交流サロンでは、鉄道と旅をテーマにした講座やレクリエーションが行われ、地域住民と学生の交流が図られた。
さらに、救急救命ワークショップでは、八王子消防署の指導のもと、杏林大学の学生が蘇生訓練人形を使った胸骨圧迫やAEDの使い方を指導し、地域住民の防災意識を高める取組みが行われた。
2025年3月には、中央線快速でのグリーン車サービス開始や、山梨エリアから東京方面への通勤・通学に便利な臨時特急「かいじ」の設定が予定されており、八王子エリアへのアクセスが向上する。このダイヤ改正を機に、JR東日本八王子支社は、大学コンソーシアム八王子との連携をさらに強化し、地域の豊かな自然や歴史文化を生かした取組みを推進する方針だという。
今後も、八王子駅を中心に「新たなコミュニティの創出」「デジタル社会への対応」「地域防災」など、社会的課題の解決に向けた取り組みを進め、学生が地域とつながる拠点としての役割を果たしていくことが期待される。