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大学改革シンポジウム1/30、AI活用の未来を議論

 日本経済新聞社は2025年1月30日、東京・大手町の日経ホールで「AIとの共生 どう進める」と題した大学改革シンポジウムを開催する。新井紀子・国立情報学研究所教授、巳波弘佳・関西学院大学副学長、桜井鉄也・筑波大学教授、松本慎平・広島工業大学教授を招き、AI教育の課題と展望について討論を行う。

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大学改革シンポジウム AIとの共生 どう進める
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 日本経済新聞社は2025年1月30日、東京・大手町の日経ホールで「AIとの共生 どう進める」と題した大学改革シンポジウムを開催する。新井紀子・国立情報学研究所教授、巳波弘佳・関西学院大学副学長、桜井鉄也・筑波大学教授、松本慎平・広島工業大学教授を招き、AI教育の課題と展望について討論を行う。ジャーナリストで東京科学大学特命教授の池上彰氏がモデレーターを務め、NIKKEI LIVEでも生中継される。

 大学における生成AI(人工知能)の「ChatGPT」活用が広がる中、AIを使いこなす能力の必要性が高まっている。しかし、AIの使い方次第では批判的思考能力が損なわれるとの懸念も根強い。また、AIを使える教員が不足しているという指摘もあり、AI教育の課題は多岐にわたる。今回のシンポジウムでは、これらの課題を踏まえ、AIとの共生をどのように進めるべきかを議論する。

 プログラムは、午後1時30分から2時15分までの対談「AIを使いこなすには」と、午後2時30分から4時までのパネル討論「AIとの共生 どう進める」で構成される。対談では、新井紀子教授と池上彰氏がAIの活用法について意見を交わす。パネル討論には、巳波弘佳副学長、桜井鉄也教授、松本慎平教授が参加し、AI教育の現状と未来について議論を深める。

 新井紀子教授は、米イリノイ大学を卒業後、1994年に一橋大学法学部を卒業。1997年に東京工業大学(現東京科学大学)で博士号を取得し、2006年から現職に就いている。新井教授は、社会共有知研究センター長も務め、人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」のプロジェクトリーダーを担当している。

 巳波弘佳副学長は、1992年に東京大学理学部数学科を卒業し、NTT研究所を経て2002年に関西学院大学理工学部情報科学科専任講師に就任。2006年に助教授、2012年に教授、2021年から現職に就いている。巳波副学長は、AI活用人材育成プログラムの統括も務める。

 桜井鉄也教授は、1984年に名古屋大学工学部を卒業し、1986年に同大学大学院博士課程前期課程工学研究科を修了。名古屋大学助手や筑波大学講師を経て、2005年から現職に就いている。2017年からは筑波大学人工知能科学センター長を務める。

 松本慎平教授は、2002年に広島県立大学経営学部を卒業し、2003年に文部科学技官を務めた後、2004年に広島県立大学大学院経営情報学研究科を修了。大阪大学大学院工学研究科特任研究員を経て、2007年に広島工業大学大学院情報科学研究科を修了し、博士号(情報科学)を取得。2020年に広島工業大学情報学部情報コミュニケーション学科准教授に就任し、2021年から現職に就いている。

 池上彰氏は、1973年に記者としてNHKに入局し、東京社会部などで報道に携わった。1994年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍し、2005年にフリーとなった。彼のわかりやすい解説は幅広い世代に支持されており、2012年からは日本経済新聞および日経電子版に若者向けコラムを連載している。

 シンポジウムの開催日時は、2025年1月30日午後1時30分から4時まで。会場は日経ホール(東京・大手町)およびオンラインでの開催となる。会場参加は600人までで、参加費は無料。会場での参加申込は2025年1月23日に締め切られ、申込み多数の場合は抽選となる。オンライン視聴も無料で提供され、アーカイブ配信も行われる。

◆大学改革シンポジウム AIとの共生 どう進める
日時:2025年1月30日(木)13:30~16:00
会場:日経ホール(東京・大手町)およびオンライン開催
対象:教育関係者、学生、一般
募集人数:会場参加600人
締切:2025年1月23日(木)
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込む

《佐藤愛》

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