関西を拠点に児童発達支援事業所などを運営するLaZoは2024年10月、AIを活用したシステムで全国にフランチャイズ展開を開始すると発表した。発達障害を抱える児童のため、専門性の高い支援やサービスを全国に提供するとしている。
近年、発達障害と診断される子供は増加傾向にあり、2021年には約18万人に達している。発達障害には、自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害などがあり、それぞれ異なる特性をもつため、個別に対応した支援が必要とされている。
LaZoは、関西を中心に児童発達支援、放課後デイサービス、学童保育、習い事など、業態の異なる複数事業所を運営。WOMAN’s VALUE AWARD「サステナブル部門」特別賞も受賞している。
児童発達支援の体制には地域格差があり、地方で専門性の高い支援を受けられる施設が少ないという課題があることから、LaZoは今回、フランチャイズ展開を通じて、全国へ質の高い児童発達支援サービスを提供すると発表した。
フランチャイズ加盟時には、LaZoが運営ノウハウや、AIを活用した指導プログラム構築支援システム、オリジナルの日報・月報デジタル化アプリなどを提供。ひとりひとりの発達状況にあわせた個別指導プログラムの作成、フランチャイズ本部とデジタルでのデータ共有などを通して、専門性の高い指導への支援やアドバイスを行うという。
また、フランチャイズ展開にともない、レゴ・エデュケーションのSTEAM教材を導入し、児童の支援サービスに新たな取組みを展開する。
LaZoは「子供たちが社会に出ても活躍できる基盤作りを目指している。今回のフランチャイズ展開を通じて、全国で困っている保護者や子供を1人でも多くサポートしていきたい」としている。