東京通信大学とNTT東日本は2024年9月4日、教育分野における生成AIの活用・研究、とデジタル人材の育成を目的に連携協定を締結した。同協定に基づき、東京通信大学はNTTが開発した大規模言語モデル「tsuzumi」を導入する。
「tsuzumi」はNTTが開発・提供する商標出願中の大規模言語モデルで、教育機関への導入は東京通信大学が日本初。学生のライフスタイルや学習時間に制約を受けない通信制大学ならではの教育環境において、リアルタイムでの質疑応答環境や、質の高い教育コンテンツの提供など、学生ひとりひとりのニーズに寄りそった新しい学習体験の実現を目指す。
また、東京通信大学ではオンライン少人数制の「つながるTOUゼミ」において、NTT東日本の協力のもと、学生考案のプロジェクトを社内と同様のレベルで進行させる「課題解決型学習(Project Based Learning)」を2025年度よりスタート予定となっている。
東京通信大学は2018年4月に開学した文部科学省認可の通信制大学。1回約15分の講義動画をオンラインで受講、通学不要で卒業できる。学部は「人間福祉学部」「情報マネジメント学部」の2学部を設置。4年間の学費は83万4千円から(入学金込み)。東京・大阪・名古屋の駅前にキャンパスも構え、学生は図書館や自習スペースを利用可能。2024年4月時点で10代から80代まで、さまざまな年代を含む約6,000名の学生が所属している。