文部科学省は2024年8月30日、高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学等)を公表した。8月30日現在の全対象機関は、大学768校、短期大学253校、高等専門学校56校、専門学校2,044校の計3,121校。対象機関として新たに確認されたのは大学1校、専門学校32校だった。
文部科学省では、しっかりとした進路への意識や進学意欲があれば、家庭の経済状況に関わらず、大学、短期大学、高等専門学校、専門学校に進学できるチャンスを確保できるよう、2020年4月から高等教育の修学支援新制度を実施。2024年度には、多子世帯や私立の理工農系の学部等に通う学生等へ支援を拡大。2025年度からは多子世帯の学生等を対象に、大学等の授業料・入学金を無償化することが決定している。
同制度の対象機関には、教育要件や経営要件が設定されており、今回、大学等における修学の支援に関する法律に基づき、一定の要件を満たした確認大学等を一覧で公表した。8月30日現在の全対象機関は、大学768校、短期大学253校、高等専門学校56校、専門学校2,044校の計3,121校。
8月30日時点で2024年度の対象機関として新たに確認された大学等は東京女子医科大学1校。専門学校は、公立が京都中部総合医療センター看護専門学校1校、私立が横浜医療専門学校など31校の計32校。高等専門学校に新規確認校はなかった。なお、2025年度の新設予定の学校については、大学設置認可後に追って確認審査が行われる予定。
高等教育の修学支援新制度の対象機関リスト(全機関要件確認者の公表情報とりまとめ)は、文部科学省のWebサイトで確認できる。