兵庫教育大学と岩手大学は2024年8月20日、先導的・革新的な教職科目の汎用化に関する実施連携などを目的に包括連携協定を締結した。兵庫教育大学が推進する「教員養成フラッグシップ大学事業」において、教員養成の改革や高度化への貢献も目指すという。
兵庫教育大学は、教員の資質能力の向上を目指す国立大学。学部、修士課程・専門職学位課程、博士課程の各段階において、教員としての教育実践能力の向上につながる教育・研究を行い、学校教育に関する理論と実践を融合した研究に取り組んでいる。
一方、岩手大学は、人文社会科学部、教育学部、理工学部、農学部を擁する国立大学。教育学部では、地域の教育ニーズに応え、教育の理論と実践力を兼ね備えた教員人材の育成を目指す。2025年4月には、理工学部・農学部の再編、獣医学部の新設を予定している。
両大学は8月20日、包括連携協定を締結した。包括連携協定の内容は、「先導的・革新的な教職科目の汎用化に関する実施連携」「事業の運営のために設置される、兵庫教育大学教員養成フラッグシップ大学コンソーシアムへの参加・協力」「その他、目的達成に必要と双方が合意した事業に寄与する取組み」の3点。
協定では、両大学の包括的な連携のもと、兵庫教育大学が推進する「教員養成フラッグシップ大学事業」において、教員養成の改革や高度化に貢献することも目指す。協定締結を受け、両大学は「それぞれのもつ資源や特性を生かしながら、学校教育分野における個別最適な教育環境の実現に一層取り組んでまいります」としている。
