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【読者プレゼント】「ふつう」に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり

 「『ふつう』に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり」(明治図書出版)を、抽選で1名様にプレゼントする。

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「ふつう」に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり
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 明治図書出版は2024年6月28日、日本人初のファミリーライフエデュケーターで教員でもある林真未氏と、教員として学校に勤務しながらLGBTQ+や教育に関する講演活動を行っている鈴木茂義氏の著書『「ふつう」に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり』を刊行した。

どの子にとっても、居場所になる学級をめざす

 「LGBTQ+の子供」といっても、そのあり方はひとりひとり違う。本書では、多様なひとりひとりと丁寧に向き合うためのマインドや、先生ができるほんのちょっとの工夫を紹介している。今、ここをきっかけに、「みんなが安心」の教室や学校の在り方を考えてみてはいかがだろうか?

著者紹介

林 真未氏(はやし まみ/マミ先生)
 1970年代、小学生の頃に萩尾望都『トーマの心臓』、竹宮子『風と木の詩』など、同性愛を描いた作品に出会い衝撃を受ける。以来、このテーマに強く惹かれ続け、1980年代に書いた大学の卒業論文も「平安末期の貴族社会における男色の研究」。小学校教師としては、2018年シゲ先生を学級に招き特別授業をしたほか、役員を務める東京都学校教育相談研究会の夏季大会で教員向けLGBTQ+講座を2020年から連続実施。

鈴木 茂義氏(すずき しげよし/シゲ先生)
 同性が好きかもしれないという気持ちに初めて気づいたのは、小学校1年生のとき。その後は「好きな男の子も好きな女の子もいる」という性的思考の揺らぎが続いたが、大学2年生のときに、自身がゲイであるということが明確になった、2016年、カミングアウトフォトプロジェクト「OUT IN JAPAN」で、小学校の先生でありゲイの当事者であることを社会的にオープンにした。趣味は旅行、料理、山を眺めること。

コンテンツ

はじめに
序章 【対談】先生が「わからない」ままでもいい
第1章 LGBTQ+の子どもたち
第2章 LGBTQ+の子どもたちの声にどう向き合う?
第3章 大きな意味をもつ、先生の「ほんのちょっと」の心がけ
終章 【対談】「ふつう」っていったい何?
おわりに
コラム

ちょっとよくわからないなという方も、大丈夫!

 「シゲ先生! 最近よく聞くLGBTQ+とは、いったい何のことなのですか?」と同僚の先生に問われたことがありました。子どもにかかわる仕事をする方も、最近ようやく性の多様性について知る機会が増えてきました。しかし、まだ知る機会がない方もいると思います。LGBTQ+とはセクシュアルマイノリティ・性的マイノリティの総称です。詳細は以下の通りです。LGBTQ+といっても、その一人ひとりの性のあり方は、実に多様です。LGBのように性的指向(恋愛や性愛の方向がどんな性に向かうか、もしくは向かわないか)のマイノリティの方もいれば、Tのように性自認(自分がどんな性別だと思うか)のマイノリティの方もいます。いろいろな属性の方を十把一絡げにLGBTQ+と表現することに違和感を覚える方もいるかもしれません。私個人は、LGBTQ+の方の連携を示す「看板」のようなイメージでこの言葉を捉えています。違和感を覚えること自体は、全く悪いことではありません。この本を読み始めた今は、ご自身の感じたままで大丈夫です。

 LGBTQ+は「マイノリティの方」を表すのですが、最近はすべての人の性のあり様を考える視点SOGIE(ソジ―)も使われるようになってきました。これはSO(Sexual Orientation)とGI(Gender Identity)、さらにGE(Gender Expression,ここではEだけ残す)を組み合わせた造語です。LGBTQ+の方を特別視するのではなく、多様な性のあり様の一つの形と捉えます。みなさんの性のあり様もSOGIEの視点で捉えると、スケール(矢印)のどこかに位置づき、より自分事になるのではないかと思います(詳細は次ページの「SOGIEをスペクトラムで捉える」を参照)子どもや大人の発達特性が様々であるように、性のあり様も様々なのです。ちょっとよくわからないなという方も、大丈夫! 第1章の具体的な子どもの姿から、SOGIEについて再考できると思います。ぜひ、「はじめに」と「第1章」を行ったり来たりしながら多様な性のあり様を感じていただけたらと思います。

(「はじめに」より一部抜粋)

「『ふつう』に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり」読者プレゼント

 「『ふつう』に心がざわつく子どもたち LGBTQ+の子どもも含めたみんなが安心のクラスづくり」を抽選で1名にプレゼントする。

応募方法:下記のボタンより応募する
応募締切:2024年8月31日(土)
当選発表:商品の発送をもってかえさせていただきます

※応募にはリシード メンバーズ(リシード メンバーズとは)への登録(名前とメールアドレス)が必要です(登録手順)。ご登録のうえログインし、下記「申込みフォームへ」ボタンをクリックしてお申し込みください。

《編集部》

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