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ソニー教育財団「教育助成論文」みらい賞を新設

 ソニー教育財団は2024年8月1日、2024年度ソニー教育助成論文の応募受付を開始する。奨励校・園から特に個性的な論文に贈る「教育みらい賞」「保育みらい賞」を新設するほか、最優秀園の助成金を200万円から300万円に引き上げる。募集は9月2日まで。

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 ソニー教育財団は2024年8月1日、2024年度ソニー教育助成論文の応募受付を開始する。奨励校・園から特に個性的な論文に贈る「教育みらい賞」「保育みらい賞」を新設するほか、最優秀園の助成金を200万円から300万円に引き上げる。募集は9月2日まで。

 ソニー教育財団は、小中学校の教育実践や教育計画、幼稚園・保育所・認定こども園の「科学する心」を育む保育実践を毎年募集し、受賞校・園に教育助成金とソニー製品を贈呈している。幼稚園・保育所・認定こども園対象の「保育実践論文」、小学校・中学校を対象とした「教育実践論文」、小学校・中学校の教員個人向け「未来へつなぐ教育計画」の3つの教育助成論文がある。

 保育実践論文のテーマは、「科学する心を育てる」。対象は、国公私立の幼稚園・保育所・認定こども園など、すべての乳幼児施設。実践の対象年齢には、新たに0歳児を加え、0歳児から5歳児とし、審査の観点も一部見直す。子供たちの主体的な遊びや生活を大切にした「豊かな感性」と「創造性の芽生え」を育むための保育実践、その考察に基づく今後の方向性を募集する。助成金は前年度より増額し、最優秀園は300万円、優秀園は50万円、奨励園は10万円とソニー製品などを贈呈する。

 教育実践論文のテーマは、「科学が好きな子どもを育てる」。対象は、国公私立の小学校・中学校(特別支援学校などを含む)。子供たちの生き生きとした学びと主体的な探究の姿を通して、個性ある実践、他校の参考になる取組みについてまとめた論文を募集する。最優秀校に300万円、優秀校に50万円、奨励校に10万円とソニー製品などを贈呈する。

 2024年度からは、保育実践論文と教育実践論文に「保育みらい賞」「教育みらい賞」を新設。奨励園・校から特に個性的な論文を選び、教育助成金15万円とソニー製品などを贈呈する。

 一方、未来へつなぐ教育計画のテーマは、「未来を担う子どもたちに必要な資質・能力を育む」。対象は、国公私立の小学校・中学校、特別支援学校等の教員。2024年度からは管理職も執筆対象者に追加。未来を担う子供たちに必要な資質や能力を考え、日頃から指導の改善や創意工夫を行っている先生のこれからの教育方針と実行計画をテンプレートに沿ってまとめた論文を募集する。入選者には10万円の教育助成金とソニー製品などを贈呈する。

 なお、応募したすべての学校・園・個人には、審査講評とソニー製品などが贈られる。

 応募期間は8月1日から9月2日(午後3時送信完了分)まで。応募は、ソニー教育財団Webサイト内の専用応募フォームより受け付ける。入選発表は2025年1月中旬以降。募集要項などは、Webサイトで公開している。

◆ソニー教育財団「2024年度ソニー教育助成論文」
募集期間:2024年8月1日(木)~9月2日(月)15:00送信完了分まで
応募方法:ソニー教育財団Webサイトのトップページより論文応募サイトへユーザー登録のうえログインし、専用応募フォームより論文(PDF)を送信する
入選発表:2025年1月中旬以降にWebサイトで発表

【保育実践論文】
対象:国公私立の幼稚園・保育所・認定こども園などすべての乳幼児施設(0歳~5歳児の実践)
テーマ:「科学する心を育てる」~豊かな感性と創造性の芽生えを育む~
助成内容:最優秀園300万円、優秀園50万円、奨励園10万円、保育みらい賞15万円とソニー製品など

【教育実践論文】
対象:国公私立の小学校、中学校(特別支援学校などを含む)
テーマ:科学が好きな子どもを育てる
助成内容:最優秀校300万円、優秀校50万円、奨励校10万円、教育みらい賞15万円とソニー製品など

【未来へつなぐ教育計画】
対象:国公私立の小学校、中学校、特別支援学校などの教員
テーマ:未来を担う子どもたちに必要な資質・能力を育む
助成内容:入選者10万円とソニー製品など

《奥山直美》

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