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教材を無償提供「アラムコSTEAMチャレンジ」7/19まで募集

 みんなのコードとアラムコ・アジア・ジャパンは、STEAM教材の支援プログラム「アラムコSTEAMチャレンジ」を共同で開始する。募集対象は、公立中学・高校等や教育委員会。採択件数は40校程度。1校あたり50万円相当のSTEAM教材を無償で提供する。応募締切は7月19日午後6時。

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 みんなのコードとアラムコ・アジア・ジャパンは、STEAM教材の支援プログラム「アラムコSTEAMチャレンジ」を共同で開始する。募集対象は、公立中学・高校等や教育委員会。採択件数は40校程度。1校あたり50万円相当のSTEAM教材を無償で提供する。応募締切は7月19日午後6時。

 日本のSTEAM教育は、教材の不足が課題にあげられており、みんなのコードが実施した調査によると、多くの学校でハードウェア教材が不足し、教育の質に影響を与えているという。

 「アラムコSTEAMチャレンジ」は、STEAM教材の不足を支援するプログラム。全国5,000人の中高生がハードウェア教材を使った授業を受けることで、社会課題に興味をもち、自分の生活や社会をより良くするための課題解決能力を身に付けることを目指す。

 募集対象は、中学校、義務教育学校(後期課程)、高等学校、中等教育学校、特別支援学校(中学部・高等部)、都道府県市区町村の教育委員会。学校または教育委員会の単位で応募できる。ただし、私立学校等は対象外。

 採択件数は40校程度。このうち、2割程度を「女性教員応援枠」、1割程度を「新任者応援枠」とする。「女性教員応援枠」は、申請担当者が中学校「技術・家庭科(技術分野)」または高等学校「情報科」の普通免許状を有する女性教員。「新任者応援枠」は、申請担当者が中学校「技術・家庭科(技術分野)」または高等学校「情報科」の普通免許状を有し、専任として採用されてから5年目(2020年4月以降に採用)までを対象とする。

 採択校には、STEAM教材を無償提供に加え、STEAM教材を使った授業事例の共有、教材の使い方に関する動画配信、授業やSTEAM教材に関する質問・相談受付などのサポートを提供する。さらに希望校には、個別相談、授業計画のサポートなどの伴走支援も行う。

 STEAM教材は、1校あたり50万円相当分を無償で提供する。教材リストにある「タコラッチ」「AkaDako探求ツール」「アーテックロボ2.0」「M5Stack」の4種類の中から応募時に1つを選択する。

 事業期間は、9月2日から2026年2月27日まで。採択校は事業期間中、2024年度と2025年度それぞれ1回以上、STEAM教材を使った授業を実施。授業の前後に生徒・教員対象アンケートを実施し、授業実施月に授業実施完了フォーム回答、授業終了後には授業実践報告書を提出する。

 応募締切は7月19日午後6時。学校または教育委員会単位で、Googleフォームより応募する。個人での応募申請は不可。同一の学校または教育委員会から複数の応募はできない。一次選考のWeb応募、二次選考のオンライン面談、三次選考の有識者による選考会を経て、8月19日以降、応募申請時に登録されたメールアドレス宛に採択を通知する。

 募集要項など、詳細は「アラムコSTEAMチャレンジ」特設サイトで確認できる。

◆アラムコSTEAMチャレンジ
事業期間:2024年9月2日(月)~2026年2月27日(金)
応募締切:2024年7月19日(金)18:00
募集対象:中学校、義務教育学校(後期課程)、高等学校、中等教育学校、特別支援学校(中学部・高等部)、都道府県市区町村の教育委員会
※私立学校等は対象外
採択件数:40校程度
※このうち2割程度を女性教員応援枠、1割程度を初任者応援枠とする
応募方法:学校または教育委員会の単位でGoogleフォームより応募する

《奥山直美》

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