日本文化教育推進機構は、筆記具メーカーのパイロットコーポレーションの協力もと、全国の小学校・学童・フリースクールなどを対象に「書くって大切なこと」プロジェクト実践校を募集する。授業実施可能時期は2024年4月~2025年3月。費用は無料。先着100クラスの児童には消せるボールペンをプレゼントするという。
「書くって大切なこと」プロジェクトは、2023年4月よりスタートし、1年間で約4,300名の児童が参加。2年目となる2024年は内容をパワーアップし、手書きとタイピング、それぞれの良さについて掘り下げ、手書きすることによる理解の深まりについて学ぶことができるという。
プロジェクトは、「手書きの良さ、タイピングの良さ」「手書きとSNSについて」「鉛筆とシャープペンシルの違いについて考えよう」「消せない筆記具~ペン~」「日本の伝統文化『墨』」「日本語はとても珍しい言語、日本語の成り立ち」「勉強以外で文字を書く場面を考えてみよう」という構成。これから文字を習う小学1年生から筆記用具を使いこなす小学校6年生までの児童を対象に、「書くことの意味と大切さ」を伝えていく。
対象教科は国語、総合的な学習の時間、学級活動で、1~2時間の授業で実施。教材は、指導用スライドと児童用ワークシート、指導案、実践用教材で、セットでメールにて送付するとしている。費用は無料。参加した児童に実践用教材として、消せるボールペン「フリクションボールノック」を1本ずつ提供する。なお、実践用教材の提供は、数に限りがあるため先着100クラスとなる。
対象は全国の国公私立小学校、学童、フリースクール、学習塾、放課後等デイサービスなどであるが、それ以外の相談も応じるという。申込みは、日本文化教育推進機構のWebサイトより行う。