フェリス女学院大学と三浦学苑高等学校は2024年3月1日、高大連携に関する協定を締結した。学問や文化など生徒と学生の進学や、キャリア構築の支援、教育や研究に関する相互理解の促進に取り組むとしている。
フェリス女学院は1870年(明治3年)、アメリカの宣教師メアリー・E.キダーが創設した。日本でもっとも古い近代的女子教育機関で横浜において150年、キリスト教と女子教育の伝統を受け継いでいる。
三浦学苑高等学校は1929年、前身となる三浦中学校を開学した。地域に根ざした学校として、自主独立・質実剛健という精神を掲げている。また、未来ある子供たちのために、誠実に全人教育を行い、あらゆる社会で活躍できる人材を育成し、より良い社会を築くことに貢献することを目標にしている。
協定の締結式は、3月1日にフェリス女学院大学で実施。三浦学苑高等学校の吉田和市校長、佐々木綱衛進路指導グループリーダー、安宅隆進路指導グループ進学指導係長、フェリス女学院大学の荒井真学長、上原良子全学教育担当副学長、大谷事務部長が参列し、協定書を取り交わした。
高大連携に関する協定は「三浦学苑高等学校とフェリス女学院大学との信頼関係を構築すること」「学問・文化などの幅広い分野で生徒と学生の進学およびキャリア構築を支援すること」「教育・研究に関する相互理解の促進に取り組むこと」を目的としている。
今後は「進学希望者に関する情報共有」「進路・キャリア選択に関わる教育機会の共同企画と実施」「進学説明会および教育活動の協力、キャリア教育の機会提供」「オープンキャンパスや入試説明会の相互支援」などを行うという。