神奈川県教育局は2023年11月2日、相模原中等教育学校において2023年度(令和5年度)入学生1クラス・32名分の生徒個人票を紛失したことが判明したと公表した。現在のところ、紛失した個人情報の流出は確認されていないという。
個人情報の紛失は、神奈川県立相模原中等教育学校で発生。10月19日の夕方に副担任の教諭が生徒個人票がないことに気付き、翌日20日の朝に担任教諭が管理職に報告。校内を捜索したものの見つからず、翌週の10月23日以降に全職員で校内を捜索したが発見には至らなかったという。
学校は10月25日に県教育委員会へ報告。学校に対して、改めて校内の捜索を徹底すること、関係職員への聞き取りを徹底することを指示したが、11月2日の発表時点でも見つかっていない。
紛失した個人情報は、2023年度入学生のうち1クラス・32名分の生徒個人票に記載された、生徒入学時写真、生徒氏名、性別、生年月日、住所、出身学校、同居家族氏名、緊急時連絡先、部活動、通学経路、最寄り駅から自宅までの略図、通学時間。
学校側は、当該クラスの生徒とその保護者に対し、11月2日付けで謝罪の文書を配付し、11月6日に説明会を開催。説明と謝罪を行なっている。今後は、神奈川県教育委員会、学校をあげて、再発防止に向けた校内の個人情報の管理の徹底を図り、状況を詳細に調査し厳正に対応するとしている。