文部科学省は2023年10月16日、2024年度（令和6年度）からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請一覧を公表した。東京医科大学や東邦大学など24校が定員増となる。
令和6年度からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更認可申請を行ったのは、医学部を設置する私立大学計24校。おもに「経済財政運営と改革の基本方針2018」などに基づく2029年度までの期限を付した医学部の収容定員増の認可申請にあたり、「地域の医師確保（地域枠）」や「研究医養成（研究医枠）」のための特例の定員増となる。
2024年度の入学定員は、岩手医科大学が35人増の130人、獨協医科大学は16人増の126人、杏林大学は14人増の119人、北里大学は16人増の126人、藤田医科大学は10人増の120人、関西医科大学は17人増の127人、近畿大学は17人増の112人など。
なお、東京都内に所在する7大学については、「地域における大学の振興および若者の雇用機会の創出による若者の修学および就業の促進に関する法律」に基づく特定地域内学部収容定員増抑制の除外規定の適用による特例として定員増を申請。
順天堂大学は35人増の140人、昭和大学は21人増の131人、帝京大学は8人増の118人、東京医科大学は10人増の123人、東邦大学は13人増の123人、日本大学は15人増の135人、日本医科大学は15人増の125人となっている。
一覧は文部科学省のWebサイトに掲載。このほか、参考として2024年度からの国立大学医学部の収容定員の増加に係る設置計画一覧も公表しており、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学など38校の定員増について掲載している。
