文部科学省は、退職教員を対象に2024年度マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員を募集している。募集する教科は物理と化学。マレーシアのマラヤ大学予備教育部で、日本語および一部、英語により教育指導する。派遣期間は原則として2年間。応募締切は10月6日（消印有効）。
文部科学省では、マレーシア政府からの要請に基づき、1983年度から日本人教員を現地に派遣し、日本の大学への留学を目指すマレーシア学生に対する予備教育（日本の大学入学に必要な基礎的科目の教育指導）に協力している。2023年度は、数学担当8人、物理担当5人、化学担当5人の計18人の教員が赴任している。
2024年度に募集する教科と採用予定人数は、物理（上限2人）、化学（上限3人）のいずれかを担当する者。ただし、2024年度予算成立の可否などにより変更の可能性がある。派遣期間は、原則として2024年4月から2026年3月までの2年間。
派遣教員は、マレーシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学予備教育部（大学の学部進学者のための予備教育機関）で、日本の大学への留学を目指すマレーシア人学生に対し、担当教科を日本語および一部、英語により教育指導する。派遣教員に対しては、在勤手当（滞在費）が支給される。
応募要件は、「高等学校の教員として原則として5年程度以上の勤務経験を有し、退職し、常時勤務を要する職に就いていない」などの要件すべてを満たす者。応募フォームより基本情報を入力のうえ、応募書類一式を1つのファイルにまとめたデータを提出用フォームから提出する。データでの提出ができない場合は、応募書類一式を郵送で提出する。応募締切は10月6日（消印有効）。
応募書類をもとに文部科学省で書類審査を行い、書類審査後、別途通知する者に対して10月下旬から11月上旬（予定）に面接選考を行う。派遣の決定は11月中を予定。年内には決定通知を発送する。
派遣要領など、詳しい資料や詳細は文部科学省Webサイトで公表している。
