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TOEIC L&R、平均スコア608点…前年比3点減

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2023年8月28日、2022年度の受験者数や平均スコアをまとめた「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」を発表した。L&R公開テストの平均スコアは608点で、前年度より3点下がった。

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TOEIC L&R 過去3年間の受験者数と平均スコア
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2023年8月28日、2022年度の受験者数や平均スコアをまとめた「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」を発表した。L&R公開テストの平均スコアは608点で、前年度より3点下がった。

 「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」は、聞く・読む力を測る「TOEIC L&R」と、話す・書く力を測る「TOEIC S&W」などの各テスト受験者の業種・職種・所属学校・専攻別の平均点などのデータをまとめたもの。なお、L&RのTotalスコア平均は「Totalスコア合計÷実受験者数」、S&Wスコア平均は「各テスト別にスコア合計÷実受験者数」により算出している。

 2022年度のTOEIC L&Rの受験者数は前年度比11万6,374人減の78万4,310人。受験者全体の平均スコアは608点で、前年度より3点下がった。社会人・学生別でみると社会人638点・学生581点と、平均スコアは社会人の方が高かった。団体特別受験制度(IPテスト)の平均スコアは493点で、公開テストの平均スコアを大きく下回っている。

 職種別平均スコアは、「海外」731点がもっとも高く、「教育」713点、「法務」692点、「財務」684点、「経営」679点、「広報」674点が続いた。役職別の平均スコアは、「役員」680点、「部長」668点、「派遣社員」657点、「課長」644点、「一般社員」627点、「係長」615点の順に高い。

 所属学校別平均スコアは、「小学校」655点がもっとも高く、ついで「大学院」630点、「中学校」610点、「大学」588点、「語学学校」565点、「高校」508点。専攻別でみると、「社会/法学系」614点、「文系」601点、「会計学/ビジネス/経営学/財政学/マーケティング/貿易」597点、「保険・医療」589点、「科学」565点、「工学/建築」543点、「その他/なし」534点の順に高かった。大学生の学年別の受験者は、学年があがるにつれ増加傾向にあり、平均スコアも「1年」545点、「2年」571点、「3年」591点、「4年」603点と高くなっている。

 S&W公開テストの受験者・平均スコアは、スピーキングが1万394人・130.3点、ライティング7,798人・144.4点。IPテストではスピーキングが105.7点、ライティングが124.4点となっている。

 このほか、「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2023」には英語学習の初級者から中級者を対象とした「TOEIC Bridge」の受験者データなども掲載している。

TOEIC L&R、平均スコア608点…78万4,310人受験

《川端珠紀》

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