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熊本大、米国政府と連携…DX人材育成の英語カリキュラム開発

 熊本大学は、米国政府の「English Language Specialist Program」の支援を受け、国際的に活躍できる半導体・DX人材育成のための英語教育カリキュラムの開発に取り組むことを発表。2023年7月6日に在福岡米国領事館と合同で記者発表を行った。

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ストレイダー・ペイトン 在福岡米国領事館広報担当領事(左)と小川久雄 熊本大学学長(右)
  • ストレイダー・ペイトン 在福岡米国領事館広報担当領事(左)と小川久雄 熊本大学学長(右)
  • 合同記者発表のようす

 熊本大学は、米国政府の「English Language Specialist Program」の支援を受け、国際的に活躍できる半導体・DX人材育成のための英語教育カリキュラムの開発に取り組むことを発表。2023年7月6日に在福岡米国領事館と合同で記者発表を行った。

 「English Language Specialist Program」は、米国国務省が英語教育の資質を高める目的でアメリカの英語専門家を教育機関などに派遣し、教員向けの英語教授法研修やカリキュラム・教材デザイン、ニーズアセスメントといったプログラムを実施するもの。このプログラムによる支援を受けるのは、今回の熊本大学が日本国内の大学で初となる。

 合同記者発表では、熊本大学の小川学長が、日本初の試みとなるプログラムを活用した半導体・情報分野の人材育成の強化について意気込みを語ったほか、在福岡米国領事館のストレイダー・ペイトン広報担当領事(兼 福岡アメリカン・センター館長)が日米間のさらなる連携強化について発言。プログラムによるSTEM分野の人材育成への期待も寄せ、「受講した学生が両国の架け橋となることを願っている」とのメッセージを寄せた。

 熊本大学では、「English Language Specialist Program」で開発したカリキュラムを、2024年度(令和6年度)に設置を計画している「情報融合学環」および「工学部半導体デバイス工学課程」における英語教育のカリキュラム構築に活用する構想だという。

 今後は、米国政府から派遣される英語教育の専門家からの支援を受けながら、半導体関連企業を含む関係者へのニーズ調査などを行い、グローバルな半導体企業で働く際に必要な専門英語を身に付ける新たなカリキュラムを構築する。

《畑山望》

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