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高校向け教材「プログル情報」に新機能、体験希望校募集

 みんなのコードは2023年6月14日、高校情報Iの授業で利用できる「プログル情報」に「Pythonサンドボックス」と「AIアシスト」の2機能を新たに追加し、ベータ版の提供を開始したと発表した。あわせて新機能のトライアル体験希望校を募集する。

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「プログル情報」に新機能
  • 「プログル情報」に新機能
  • 「Pythonサンドボックス」機能
  • 「AIアシスト」機能

 みんなのコードは2023年6月14日、高校情報Iの授業で利用できる「プログル情報」に「Pythonサンドボックス」と「AIアシスト」の2機能を新たに追加し、ベータ版の提供を開始したと発表した。あわせて新機能のトライアル体験希望校を募集する。

 プログル情報は、高等学校情報科「情報I」で使える、無償のプログラミング教材。今回、急速に進化する情報技術への対応を求められる教育現場をサポートするため、新たに「Pythonサンドボックス」と「AIアシスト」機能を搭載した。

 「Pythonサンドボックス」は、「プログル情報」が従来から提供しているレッスン形式とは別に、生徒が自由にPythonのプログラミングができる環境を提供する。生徒がそれぞれのペースで独自にプログラミングの学習をしたり、先生が出題した任意の練習問題に取り組むことができる。

 「AIアシスト」機能は、Pythonサンドボックス上で、プログラミングをする際のエラーを日本語で説明し、解決するためのヒントを生徒に提供する。通常、エラーメッセージは英語で表示されるため、内容の解読が難しいが、この機能があれば生徒自身がエラーを解決することも可能になる。エラーに対する説明文とヒントの生成には、Open AIのAPIを利用している。

 すでに新機能を体験した学校の先生からは、「AIアシストを使うことで、エラーに対して、ヒントを与えてくれ、ミスの場所をピンポイントに探してデバッグすることができた」「答えを返すのではなく、ヒントからあらためて生徒が考えられるようになっていて、失敗から学んでいくスタイルが非常にいい」などの意見が寄せられているという。

 新機能のトライアル体験希望校は、Web申込フォームから受付中。

《川端珠紀》

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