2023年3月22日、東北大学と国際教養大学(AIU)は包括連携協定を締結した。互いの大学が持つ特徴、強み、ネットワークを機動的に開放し、東北の地から次のグローバル社会を担う人材輩出を目指す。
東北大学は、旧帝大の1つに数えられる宮城県所在の国立大学。英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」がベネッセグループの協力のもと発表している「THE 日本大学ランキング」では、東京大学等を抑え2020年から4年連続1位に選ばれる等、高い教育力に定評がある。
国際教養大学は、2004年に秋田県に開学した国際系の公立大学。すべて英語の少人数授業を展開し、1年間の留学を義務とする等、多様な人材を全国、全世界から集め、多文化共生キャンパスで世界で活躍できるタフで幅広い視野を持った人材を育んでいる。
今回の協定は、互いの大学が持つ特徴、強み、ネットワークを機動的に開放し、共有する新たな高等教育の連携モデルにより双方の教育・研究力を強化することで、東北の地から次のグローバル社会を担う人材輩出を目指すもの。
連携協定に基づき、学生の両大学間における国内留学や単位互換、学生の入学前教育、教職員の共同研究、教職員の派遣交流等を進める予定。すでに3月13日より国際教養大学での入学前研修が始まっており、今後は教育や研究、地域・社会貢献に関してさらに連携を深めていくとしている。