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東京都公立学校、臨時的任用教員・時間講師を募集…選考を統合

 東京都教育委員会は、東京都公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校)において、「臨時的任用教員」と「時間講師」を募集する。これまではそれぞれ名簿登載選考を実施していたが、2023年度(令和5年度)より申込みを統合する。

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東京都公立学校臨時的任用教員・時間講師の募集について
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 東京都教育委員会は、東京都公立学校(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校および特別支援学校)において、「臨時的任用教員」と「時間講師」を募集する。これまではそれぞれ名簿登載選考を実施していたが、2023年度(令和5年度)より一度に両方を申し込めるようになる。

 臨時的任用教員は、正規教員の妊娠出産休暇や育児休業の取得、病気休職により欠員が生じた際に代替として任用され、授業だけでなく学級担任や校務分掌等も担当。時間講師は、正規教員以外に時間講師で対応する授業時間数が生じた際に任用され、各授業を担当する。

 2023年度任用向け名簿登載選考より、臨時的任用教員と時間講師の選考を統合。これまで臨時的任用教員と時間講師は別に名簿登載選考を実施していたが、今回の選考からは、一度の申込みで、臨時的任用教員と時間講師のいずれか、またはその両方に申し込むことが可能となる。

 選考に合格すると、申込職種の採用候補者名簿に登載される。名簿登載期間は、臨時的任用教員は、原則として合格した日から2026年(令和8年)3月31日まで(3年程度)。時間講師の場合は、2023年4月1日(もしくは2023年4月1日以降の合格した日)から2024年(令和6年)3月31日まで。

 学校で産休育休等による欠員が発生した場合は、臨時的任用教員採用候補者名簿の登載者から任用される。また、時間講師で対応する授業時間数が生じた場合には、時間講師採用候補者名簿の登載者から任用される。

 対象校種は小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校。職種は教諭、養護教諭、実習助手、寄宿舎指導員、小学校助教諭。教諭・養護教諭の応募資格は、応募する校種・教科等に必要な普通免許状もしくは特別免許状を取得済みの者または2023年度中に取得見込み、かつ、2023年度中に任用可能な者。実習助手については、免許等不要。ただし、高等学校または高等専門学校を卒業した者、または2022年度(令和4年度)卒業見込み、かつ、2023年度中に任用可能な者。

 選考の申込みは受付中で、9月30日までにWebまたは郵送で行う。提出された書類に基づいて書類審査を実施。東京都公立学校の教員(正規教員、再任用教員、非常勤教員、臨時的任用教員等)として勤務した経験のある者については、これまでの勤務実績等も含めて選考する。

 臨時的任用教職員名簿登載の基準に達したと判断された者を、東京都公立学校臨時的任用教職員採用。候補者として名簿に登載する。名簿登載期間は、合格日から2026年(令和8年)3月31日まで。採用候補者選考実施要項は、東京都教育委員会のWebサイトに掲載している。

《田中志実》

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