教育業界ニュース

通知表に誤記載…横浜市立中高4校、評定や観点別評価を訂正

 横浜市教育委員会は2023年2月3日、市立中学校3校と高校1校において、2022年12月23日に配布した通知表に誤りがあったことを発表した。すでに南中学校、釜利谷中学校、高田中学校、横浜商業高校の4校5人の評定や観点別評価は訂正済だとしている。

教育行政 教育委員会
横浜市
  • 横浜市
  • 横浜市立中学校・高校における通知表(連絡票)の誤記載

 横浜市教育委員会は2023年2月3日、市立中学校3校と高校1校において、2022年12月23日に配布した通知表に誤りがあったことを発表した。すでに南中学校、釜利谷中学校、高田中学校、横浜商業高校の4校5人の評定や観点別評価は訂正済だとしている。

 誤記載があったのは、南中学校の1年生1名「社会科の観点別評価」、釜利谷中学校の2年生2名「技術・家庭科の観点別評価」と「英語科の観点別評価」、高田中学校の2年生1名「美術科の観点別評価」、横浜商業高校の3年生1名「商業科の評定」。

 観点別評価とは各教科について「知識・技能」等の観点ごとに3~5段階で評価するもの。誤記載があった3校では、処理内容等の照合を実施する等、手順書に沿った対応は行っていたが提出物の有無や照合元と記録簿の確認が行われなかったという。また、評定に誤りがあった横浜商業高校では、当該生徒の追試験(中間試験の欠席対応)の点数が未入力の状態で成績処理を実施。手順書には沿っていたものの照合元となる記録簿の内容確認をあらためて行わなかったことが原因としている。

 誤記載があった4校では、家庭訪問等を通じて生徒と保護者への謝罪と説明を行い、正しい通知表に差し替え済みだという。今後、各学校では事案の検証を行うとともに、成績処理を実施する時期にあわせて、再発防止研修を実施。校内で作成する手順書については、再発防止に向けた見直しと、引き続き、複数名で確実に照合作業を行う等の対策を講じる。さらに横浜市教育委員会と成績処理作業で生じやすいミスの内容と要因を共有し、再発防止に向けて組織的な取組みの再徹底を図るとしている。

《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top