文部科学省は2023年1月24日、アントレプレナーシップ教育を推進する機運を全国的に高めるため、推進役となる「起業家教育推進大使」を任命した。任期は2024年3月31日まで。経済界やスタートアップ分野等で活躍する10人に任命証を授与し、広報活動やイベントへの協力を依頼した。
政府は、スタートアップ創出の抜本的強化を図るため、2022年11月に「スタートアップ育成5か年計画 」を決定。令和4年度（2022年度）第2次補正予算に小中高生等へのアントレプレナーシップ教育の拡大方策「EDGE-PRIME Initiative」として10億円を計上している。
今回、高校生等へのアントレプレナーシップ教育を推進する機運を全国的に高めるため、推進役となる「起業家教育推進大使」を文部科学大臣が任命。1月24日に文部科学省内で任命式を開き、日本経済団体連合会の副会長、スタートアップ委員長で、ディー・エヌ・エー代表取締役会長の南場智子氏ら10人に任命証を授与した。任期は、2023年1月24日の任命日から2024年3月31日まで。
起業家教育推進大使は今後、それぞれの経験やネットワーク等を生かし、全国的なイベント等での講演、周りの起業家への協力の呼びかけ、SNSでの発信等を通して、アントレプレナーシップ教育の推進に協力していく。起業家教育推進大使に講演等の依頼を希望する際は、文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課で受け付ける。
