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【大学受験2025】電気通信大、個別入試で「情報I」導入 

 電気通信大学は2023年1月17日、2025年度からの個別学力検査(前期日程)において、選択科目の1つとして「情報I」の実施を発表した。一部の特別選抜ではCBT(Computer Based Testing)を活用する方針で、CBTを利用した科目「情報I」を含む選抜は日本で初となる。

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電気通信大学:個別学力検査の内容
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 電気通信大学は2023年1月17日、2025年度からの個別学力検査(前期日程)において、選択科目の1つとして「情報I」の実施を発表した。一部の特別選抜ではCBT(Computer Based Testing)を活用する方針で、CBTを利用した科目「情報I」を含む選抜は日本で初となる。

 現在、日本のデジタル人材不足は社会的問題とされ、高度な人材育成が急務となっている。電気通信大学でも、今後の情報化社会を先導する人材を育成するためには、より「情報」に対する高い素養をもった学生を受け入れ、高度な知識や技術を学んでもらうことが必須と考えているという。

 そこで、2025年度入学者選抜から「情報I」を試験科目として選択可能とした入学試験の実施を決定。大学入学共通テストにおいて「情報I」を含めた6教科8科目を課すとともに、前期日程の個別学力検査でも、「数学」「外国語(英語)」の必須2科目の他、「情報」を加えた「物理」「化学」から2科目を選択する。

 また、情報理工学域I類(情報系)の総合型選抜(昼)および学校推薦型選抜において、CBTを活用した「情報I」を含む入学者選抜を実施する。大学入学者選抜で「情報I」がCBTで出題されることは、日本で初となる。

 電気通信大学では、「『情報』を試験科目として課すことで多様な学生が入学し、本学の教育プログラムの中で切磋琢磨しながら日本社会を牽引するデジタル人材が育成されるものと期待している」としている。

《木村 薫》

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