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子供の"傷つき"にどう気付く?研究者イベント1/31

 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)は2023年1月31日、オンラインイベント「子どもの"傷つき"にどう気づく?~二次被害を生まないために私たちができること」を開催する。参加無料、申込みはWebサイトで1月27日正午まで受け付ける。

イベント 教員
イベントチラシ「先生には“大丈夫”しか言えない」
  • イベントチラシ「先生には“大丈夫”しか言えない」
  • イベントチラシ中面
  • 解説動画:前編「トラウマ(こころのケガ)知ればもっと寄り添える」大岡由佳准教授
  • 解説動画:後編「子どもの言葉を引き出す『何があった?』の問いかけ」仲真紀子理事

 科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(RISTEX)は2023年1月31日、オンラインイベント「子どもの"傷つき"にどう気づく?~二次被害を生まないために私たちができること」を開催する。参加無料、申込みはWebサイトで1月27日正午まで受け付ける。

 RISTEXは、研究者と社会の問題解決に取り組む「関与者」が協働するためのネットワーク構築を支援し、自然科学および人文・社会科学の知識を活用した研究開発等に取り組んでいる。中でも「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域(以下:公私領域)は、家庭や学校、職場、ネット上等の「私的な空間・関係性」における危害や事故等、発見・介入しづらい事件や事故を予防・低減し、安全な暮らしを創生するための研究開発を推進するプログラムに取り組んでいる。

 公私領域が過去に実施した調査によると、トラウマと感じる出来事を体験したことのある人は60%にのぼるという結果が出ているという。1月31日に開催するオンラインイベントには、公私領域で研究開発プロジェクトに取り組んできた武庫川女子大学・大岡由佳准教授と、理化学研究所・仲真紀子理事の2名が登壇する。

 大岡准教授は、トラウマを抱えた人を理解してサポートする人材の育成や、トラウマの正しい知識を普及するプログラム開発に取り組んでいる。仲理事は、虐待等の被害を受けた疑いのある子供や障害者等の社会的弱者から、できるだけ正確な情報をできるだけ負担なく聴取することを目指す面接方法「司法面接」を多専門連携で実施する研修プログラムの開発や人材育成に取り組む。

 今回のイベントでは、両氏の知見から子供の"傷つき"にどう気付くことができるか、二次被害を生まないために私たちができることは何か、をテーマに、参加者からの質問も交えながら共に考える機会を設ける。司会は、「ルポ 誰が国語力を殺すのか」等の著作であり、子供たちへの取材経験も豊富な作家・石井光太氏が務める。

 イベントは参加無料。申込みはRISTEXのWebサイトで受け付ける。締切りは1月27日正午。また、RISTEXのWebサイトでは、イベントに関連した解説動画を公開。大岡由佳准教授と仲真紀子理事による前後編の動画の他、TIC(トラウマインフォームドケア)と司法面接をわかりやすく解説したドラマ編も公開している。

◆子どもの"傷つき"にどう気づく?~二次被害を生まないために私たちができること
日時:2023年1月31日(火)17:30~19:00
形式:Zoomによるライブ配信(プログラムの前半は後日アーカイブ配信予定)
参加費:無料
出演:大岡由佳氏(武庫川女子大学准教授)、仲真紀子氏(理化学研究所理事)、司会 石井光太氏(作家)
申込方法:RISTEXのWebサイトより申し込む
申込締切:2023年1月27日(金)正午

《畑山望》

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