スタディメーターは2023年1月13日、英文作成サービス「Transable(トランサブル)」を発表した。AIツールを活用し、英語に自動翻訳と文法チェックを行い、英語論文の作成やライティング学習を効率化する。
スタディメーターは、AI翻訳ツールでおこる、英文法の誤りや、細かいニュアンスを正確に表現できないことを課題としていた。今回は、立命館大学の大学院生のアイデアから、日英翻訳の後、文法チェックツールを活用し、文法の修正、日本語への逆翻訳を利用して、ニュアンスの調整を行うようにした。その結果、翻訳の精度が高まったという。
自動翻訳はDeepL、文法チェックはGrammarlyのAPIを活用している。さらに「入力した日本語文を英語文に翻訳」「自動翻訳された英語文の文法をチェック」「完成した英語文を日本語文に逆翻訳し、意図が正しく伝わるか確認する」という3つの作業を1画面で行えるサービスのアイデアを考案した。このサービスは、ユーザ登録不要で、誰でも利用できる。
また、英語のライティング学習でも効果が期待され、立命館大学の生命科学部、薬学部他で展開する独自の発信型英語教育「プロジェクト発信型英語プログラム(Project-based English Program: PEP)」でも、AIを活用した英語学習の実証実験ツールとして導入が検討されているという。