個別指導塾「森塾」等の学習塾や多数の教育コンテンツを展開するスプリックスは、新たに「情報I」に対応する対策教材の提供を開始すると発表した。2023年4月に定期テスト教材、9月に模試と仕上げ教材をリリースし、大学入学共通テスト対策と定期テスト対策の両方をカバーする。
2025年1月に実施される大学入学共通テストより「情報」が必須科目となる方針が決定している中、出題形式や各大学の「情報」の配点は未定となっており、多くの高校や塾において対応・対策を決めかねている状況にある。
累計発行部数1,000万部以上の定期テスト対策教材「フォレスタ」を出版し、プログラミング教室QUREOやプログラミング能力検定等の情報・プログラミングに関する知見も持つスプリックスは、これまでのノウハウを生かし、学習塾と学校のどちらにおいても「情報」の基礎構築と入試対策の両方を実施できる教材を開発。正式リリースに至った。
定期テスト対策では、インプットと問題演習ができる紙教材と、教材に対応する解説映像をセットで提供。知識がメインである基礎に対して暗記を効率的に行うことができ、定期テスト前の復習を効率よく行う。通常よりも細かい単元設定でつまずきポイントを明確にし、確認テストで理解が不十分なところを把握することで要点を絞った学習が可能。教え方動画も提供することで、初めて「情報」を教える場合も他の科目と同様に学習を進められるようサポートする。
大学入試対策は、模試と入試に向けた仕上げ教材で構成。覚えるだけの学習ではなく、問題文から読み取る力を養い、「情報I」の基本的な知識からプログラミング、統計まで、各カテゴリを網羅する模試を毎月実施できる。模試で明確になった課題は、仕上げ教材の対策問題と解説動画を使ってカテゴリごとに特訓することが可能。入試本番を想定した選択式問題で、入試本番に即した学習ができる。基本はCBTにて提供するが、現場ニーズに応じて紙での提供も可能。
「情報I」対策教材は、学習塾だけでなく学校での定期的な習熟度チェックや受験対策としての活用も想定。加えて、ゲームを作成しながらプログラミングスキルや論理的思考を身に付けるプログラミング学習サービス「QUREO」および「プログラミング能力検定」と共に実施することで、より理解を深めることもできるとしている。