コロナ禍で「会話をしない」学校給食が定着しつつある中、永岡桂子文部科学大臣は2022年11月8日の記者会見で「必ずしも黙食を求めているわけではない」と発言した。実際に一部自治体では給食時の黙食を緩和する動きが出ている。
学校給食における新型コロナウイルス対策について、会見では、文部科学省の衛生管理マニュアルで飛沫を飛ばさないよう「机を向かいあわせにしない」「大声での会話を控える」といった対応を求めているが、「必ず黙食をすることは求めてはいない」と言及。
子供たちの心身における健やかな成長の観点からも、席の配列や大声での会話を控える等、適切な感染対策を行ったうえで、給食時に子供同志で会話することを認めている教育委員会もあるとした。愛知県等の一部自治体では黙食を緩和する動きも出ている。
永岡文部科学大臣は、「感染拡大防止の観点から引き続き衛生管理マニュアルを参考にしながら、地域の実情に応じた対応をお願いしたい」との考えを示した。永岡文部科学大臣の記者会見のようすは、文部科学省公式YouTubeチャンネルで視聴可能。会見のテキスト版は後日Webサイトに掲載される。