NTT東日本とドルトン東京学園中等部・高等部は、産学連携によるICTを活用した新たな探究的な学習モデルの創出と、それを通した地域の価値創造を目的にした連携協定を、2022年10月20日に締結した。
地域社会とICTをつないで循環型社会の実現を目指すNTT東日本と、近年の学校教育で重要な役割を果たす「探究的な学習」において先進的な実践を行うドルトン東京学園が連携し、新たな教育モデルの創出や魅力的な地域づくりに寄与することを目指す。
連携協定事項は、(1)学校教育に関する事項、(2)社会教育に関する事項、(3)ICTの活用に関する事項、(4)地域の振興・交流に関する事項、(5)探究的な教育機会の創出および地域の価値創造に関する事項の5つ。
同協定による具体的な取組みの第1弾として、入店から商品選択、決済までをスマートフォンで完結するスマートストアをドルトン東京学園内に学校売店として導入し、生徒自らが運営できる環境を整備した。より実践的な環境で、購買データを分析・活用した店舗運営の改善活動を行う等、ICTを活用した探究的な教育機会を創出する。
今後は、NTT東日本が運営する地域循環型社会の実現に向けた実証・体感フィールド「NTTe-City Labo」の施設を活用し、ドルトン東京学園内で発生する食べ残し等を超小型バイオガスプラントに投入してのバイオ液肥の生産・利用での資源循環の実現や、eスポーツの新たな可能性を探る「eXeField Labo」における地域との交流等、さらなる取組みを検討する。