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東京都教員採用、2次試験3,841名合格…倍率2.1倍

 東京都教育委員会は2022年10月14日、2023年度採用の東京都公立学校教員採用候補者選考の第2次選考結果をWebサイトで発表した。合格者は前年度より1,191人多い3,841人。2次試験の倍率は前年比1.1ポイント減の2.1倍だった。

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 東京都教育委員会は2022年10月14日、2023年度採用の東京都公立学校教員採用候補者選考の第2次選考結果をWebサイトで発表した。合格者は前年度より1,191人多い3,841人。2次試験の倍率は前年比1.1ポイント減の2.1倍だった。

 2023年度(令和5年度)採用となる東京都の教員採用試験2次試験は、面接が8月20日~27日、実技が9月4日にそれぞれ行われた。2次試験の受験者数は7,911人で前年度より696人増加したものの、実質倍率は2.1倍で全国平均を1.6ポイント下回った。

 選考合格者である名簿登載者数は3,841人。おもな志願区分別の合格者数(名簿登載者数)は、小学校全科(理科・英語コース含む)1,767人(前年度1,164人)、中高共通1,285人(同939人)、小中共通(音楽・美術)103人(同92人)、小中高共通(家庭)70人(同49人)、中学校(技術)18人(同21人)、高校(情報・商業・工業・農業)39人(同29人)、特別支援学校355人(同193人)、養護教諭121人(同95人)。

 その他、特別選考(東京教師養成塾生が対象)72人、都立大島海洋国際高校の水産担当教員採用候補者特別選考1人、国際貢献活動経験者特別選考は青年海外協力隊等経験者6人・在外教育施設等経験者5人が合格した(スポーツ・文化・芸術特別選考5名は除く)。

 また出願時に期限付任用教員採用候補者を希望した者を対象とした期限付任用教員採用候補者名簿登載者は、小学校334人、中高共通486人、高校16人、小中共通(音楽・美術)54人、小中高共通(家庭)3人、特別支援学校49人、養護教諭93人の計1,035人。

 過去5年の受験倍率は、2018年度(平成30年度)が4.4倍、2019年度(平成31年度)が2.9倍、2020年度(令和2年度)が3.0倍、2021年度(令和3年度)が2.7倍、2022年度(令和4年度)が3.2倍で推移しており、2023年度(令和5年度)の最終倍率2.1倍は過去5年の中でも最低となった。

 東京都では受験者増に向けて10月22日、教員採用セミナー「TOKYO 教育Festa!」をベルサール渋谷ガーデンにて開催する。事前予約制。当日は現役教員から直接話が聴けるブースを設置する他、都立学校・働き方改革・勤務状況等を紹介。教員免許がなくても参加できる。今後もさまざまなイベントを予定しており、12月18日にも同会場にて個別相談会を開催予定。詳細は東京都公立学校教員採用ポータルサイトで確認できる。

◆教員採用セミナー「TOKYO 教育Festa!」
日時:2022年10月22日(土)10:00~17:00
会場:ベルサール渋谷ガーデンホールC(東京都渋谷区南平台町16-17 住友不動産渋谷ガーデンタワー)
対象:高校生~大学院生、社会人歓迎
参加費:無料
申込方法:東京都公立学校教員採用ポータルサイトから申し込む
※服装自由・教員免許不問


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《川端珠紀》

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