独立系のデータセンタープロバイダー アイネットは2022年度下期より、横浜国立大学とのデータサイエンス・インターンシップ・プログラムを開始する。アイネットはデータセンター事業のAI活用で、横浜国立大学の経営学部 DSEP生を受け入れ、初年度は90時間以上の実習期間を設ける。
アイネットと横浜国立大学は、2019年12月の包括連携協定の締結以降、共同研究や人材の交流等、多面的な連携関係を構築してきた。今回、連携のさらなる深化を図るため、2022年度下期より、データサイエンス・インターンシップのプログラム開始を発表。今後は毎年、横浜国立大学 経営学部のData Science Education Program(DSEP:ディーセップ)に属する学生を受け入れる。
初年度(2022年度下期)のインターンシップは、実習期間90時間以上、データセンター事業におけるAI活用を実習テーマに設定。アイネットの中核ビジネスであるデータセンター事業の拠点、第1データセンターおよび第2データセンターで実習を行う。
アイネットは、データセンターとクラウドコンピューティングに加え、システムの企画・開発から運用・監視までカバーする独立系のITサービスプロバイダー。現在は、国内最高レベルのデータセンターをベースに、クラウドサービスビジネスを積極的に展開しており、自社のクラウド基盤上に業種業態を問わず利用可能なアプリケーションレイヤーのメニュー拡充を加速している。また、システム開発事業ではAI、IoT等の先端分野に注力するとともに、今後大きな市場拡大が見込まれている宇宙利用産業への取組みを本格化している。
一方、横浜国立大学 経営学部では2021年4月に、国公立大学の経営・商学部では日本初となる、データサイエンス教育プログラム「DSEP」を開設。DSEPでは、実践に重きを置き、入学当初から、データ分析を活用したプロジェクトベースの少人数ゼミナールの履修、さらにデータサイエンス関連企業との連携講義、少人数ゼミナールを修了したDSEP生には、企業協力によるデータサイエンス・インターンシップ等を実施している。
今回のアイネットとのインターンシップ開始について、横浜国立大学は「学んだスキルの実践を通じて、それらを高めると共に、大学に戻ってから更に修得すべき知識・スキルを発見してもらうことを目指しています。」とコメントを寄せている。