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都内保育サービス利用児童は約32万人、待機児童300人

 東京都は2022年7月27日、都内の保育サービスの状況を公表した。4月1日現在、都内の保育サービスを利用している児童は前年(2021年)より608人少ない32万3,879人。保育所等の待機児童は前年より669人少ない300人であった。

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保育サービス利用児童数の状況
  • 保育サービス利用児童数の状況
  • 保育所等利用待機児童数の推移
  • 保育所等の設置状況
  • 区市町村別の状況
 東京都は2022年7月27日、都内の保育サービスの状況を公表した。4月1日現在、都内の保育サービスを利用している児童は前年(2021年)より608人少ない32万3,879人。保育所等の待機児童は前年より669人少ない300人であった。

 保育サービスとは、認可保育所、認証保育所、認定こども園、家庭的保育事業等の地域型保育事業、定期利用保育事業、企業主導型保育事業、区市町村単独保育施策等を指す。東京都の発表によると、2022年4月時点で都内の保育サービスを利用している児童は前年より608人少ない32万3,879人。就学前児童人口に対する利用児童数の割合(利用率)は 54.4%。

 保育所等の設置状況は、認可保育所が前年比92か所増の3,569か所、定員は前年比6,146人増の31万9,510人。認証保育所は、前年比36か所減の464か所、定員は前年比1,189人減の1万5,529人。

 2022年4月時点の待機児童数は、0歳児が34人、1歳児が190人、2歳児が67人、3歳児が7人、4歳以上が2人であわせて300人。市区町村別で待機児童数が多いのは、町田市75人、国分寺市25人、狛江市18人。一方、待機児童数の減少が大きい区市町村は、中央区(前年比85人減)、小平市(前年比83人減)、三鷹市(前年比70人減)だった。

 都内区市町村のうち、待機児童ゼロの区市町村は、34自治体。そのうち千代田区や港区等の24自治体は2021年度から待機児童ゼロを維持している。引き続き、28自治体は待機児童がいるが、そのうち22自治体は前年度より減少、増加したのは文京区や足立区等、6自治体だった。

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《川端珠紀》

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