これまで金沢工業大学では学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が主体となり、2018年にSDGsゲーミフィケーション教材「THE SDGsアクションカードゲーム『X(クロス)』」を開発。教育機関や企業、自治体を対象にワークショップを通じてSDGs教育の支援を推進してきた。しかしながら、小中高校におけるSDGs教育の必修化にともない、全国規模での支援が必要となり、ストリートスマート・LODUと産学連携、2022年2月よりSDGs教育を広めるため数百~数千人規模の教員を想定した支援教材の共同開発を開始した。
LODUは「SDGs Global Youth Innovators」から2021年6月に学生5名がベンチャーとして設立した会社。おもにSDGsにおける人材育成や能力開発のための教育事業、学習教材の企画・制作、コンサルティング等を行っている。ストリートスマートは、Googleのパートナー企業としてGoogle Workspace等を活用し、企業や教育機関のICT化を支援している会社。
開発された教材は、ストリートスマートが展開する教員向けICT教育支援プラットフォーム「master study」を通じて配信する。「master study」には、Google Workspace for Educationを活用した科目・単元別の授業テンプレートや、児童・生徒へ向けたGoogle for Educationの解説動画教材等を幅広く準備。授業準備の工数を減らし、簡単に使用することができるという。